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あそびとおもちゃ

過去ログ

絵本『むれ』

2020年11月24日

皆さんは、絵本にご興味をお持ちですか? 絵本は良質なおもちゃと同じように、子どもたちの💖心の成長に欠かせない大切な物なのです。絵本のお話の中で、子どもたちはそのお話の主人公になり、主人公と一緒💞に絵本の世界の出来事を体験していきます。そして、いろいろなことを😍感じています。人生の中でいろいろな出来事に出会ったとき、実際の体験と同じように絵本の世界での体験が、苦しみや悩みを解決する上での🤔ヒントになることもあるのです。ですから、絵本は子どもたちが生きていく上での大切な地図や参考書となり、😊心の栄養となるのです。

絵本=子どもの読み物というイメージもありますが、決してそのようなことはありません。

ところで、「むれ」という絵本をご存知ですか?(ひろた あきら作・KADOKAWA)この絵本の作者は、吉本のお笑い芸人さんです。初めてこの絵本を知った時、私は「エ? 芸人さんが作った絵本なの? きっと、ただ子どもにうけるように、面白おかしく書いたそんな絵本なのでは?」と思っていました。しかし実際にその絵本を手に取り、ページをめくってみると・・・ 😃アララララ・・・『群れの中に一つだけ異なるのもがありますよ。探してみましょう』という内容でした。「あれ?意外とすぐに見つけられない・・・」とそれぞれのページに見入ってしまいました。異なるものをなかなか探し出せないイライラ感と、やっと見つけた時の達成感!!! 🤩「この絵本、意外と面白い!!」そして、最後のページをめくった時、今までは、たくさんの中で一つだけ異なっていた物がそうではなく、全ての物の色や形が異なり、それが一つの集団になった絵が描かれていたのです。きっと、「一人として同じ人間はいない。全てが異なっていて当たり前!! 人間はそのように作られている。それを当たり前とする教育や社会になることを願う」そんな、メッセージが込められているのでは?と私は思いました。

👫いろいろな個性を持った子どもたちが、それぞれ自分の考えでいろいろなことを決めたり、友だちと話し合って物事を解決したり、ルールを考えたり、そのようなことを当たり前とする私たちの⛪幼稚園。少人数の⛪幼稚園だからこそできる「一人ひとりの個性を大切にする保育」の原点がこの絵本の最後のページにあるような気がしました。👫園児のことや🖍保育のことで悩みや迷いが生じたとき、私はきっと、この絵本の最後のページをめくり、😌心を新たにすることでしょう。

絵本は、同じ内容でも読む人によって、読んだ時の心も状態によって感じるものが異なり、受け取るメッセージも異なると思うのです。 もしよければ、絵本『むれ』を一度お読みになりませんか?

 

 

 

 

 

 

 

ことばを育む

2020年11月6日

先日、言葉の発達についての研修に参加しました。👦🏻👧🏻子どもたちの言葉の発達に何が大切なのか?ということを、😊講師の先生はとても解かりやすく教えてくださいました。その内容をとても短い言葉で表現するなら、「たくさん遊んで、たくさん経験することで言葉が育まれる」ということでした。この言葉を聞いて、私は「子どもの遊びは学び」という言葉を思い出しました。

「言葉を育む」「言葉が育まれる」ということは、どのようなことなのでしょう? 例えば、👶🏼やっと歩き始めた子どもに、👦👩大人たちは満面の笑みでこう言うでしょう。☺「あんよは上手、あんよは上手」 この言葉で子どもは「あんよ(歩く)」という動作と言葉が結びつき、自分が何かをすることで周りの人たちは喜び、自分の存在を認めてくれるのだということを😍❣学ぶことでしょう。

もう少し大きくなり、外で遊ぶことができるようになり、お砂遊びをした時。👦👩大人は👦🏻👧🏻子どもに「お山を作ろうね」と言い、スコップで砂をすくい、山の形にしていきます。「こうやって、スコップでお砂をたくさんすくってどんどんかけていくと、お山ができるの」と言います。ここで子どもは「スコップ」「すくう」「お山」の三つの言葉を動作と一緒に😍❣学びます。そして👦🏻👧🏻子ども自身がスコップを持ち、その遊びをまねした時、👦👩大人は「大きなお山ができたね!上手にできたね!」と言うと、今度は「大きい」という言葉を😍❣学びます。

幼稚園や保育園での集団生活を始めると、👦🏻👧🏻子どもたちは興味のある遊びや、👫友だちや😀保育者から誘われた遊びを楽しんでいる時に、とても多くの事柄に出会い、たくさんのことを😍❣学んでいきます。例えば、運動会ごっこでは「速い・遅い」「長い・短い」「重い・軽い」「まっすぐ・曲がっている」などの様々な言葉。これらの言葉は、目に見える事柄と言葉が結びついているので、比較的理解しやすい言葉と言えるでしょう。しかし、「💖優しい」や「😠頑張る」などの言葉は目に見えるのもではなく、はっきりとした基準もありません。👫友だちの姿を見たり、自分自身が👫友だちや😀保育者からかけられた言葉や態度から「こういうことがそうなんだ」と😍❣学んでいくのではないでしょか? 例えば、運動会練習の年長組のリレーで、B君が転んで負け、チームのみんなががっかりしている時。そのチームのメンバーのA君が「B君が転んだから負けたんじゃないよ。大丈夫だよ。今度は僕がもっと速く走って勝つから」と言ったとします。その時に😀保育者は「リレーはみんなで協力してする競技だも。誰か一人の力で勝ったり負けたりするものではないと思うの。A君は👫友達のために自分ができることをちゃんと知っているのね。それはとても素敵なことだし、本当に優しい心を持っているのね」と言うことでしょう。 心は目に見えるものではありません。しかし、A君や😀保育者の言葉から、他の子どもたちは「💖優しい心」とはどのようなものなのかを学ぶのだと思います。そしてA君は、自分は認められている(自己肯定感)を感じることでしょう。

👦🏻👧🏻子どもは実体験から多くの言葉を😍❣学び、自分のものにしていくということを考えれば、「体を使ってたくさんの遊びを経験する」「👫友だちや👩‍👩‍👧‍👦家族や😀保育者、またいろいろな人と接することで、多くの言葉を学んでいく」ということが言えるのではないでしょうか?

👦🏻👧🏻子どもの言葉を育むには、特別な教材はいりません。👦👩大人が口うるさく言葉を教える必要もありません。日々のごく当たり前の生活の中での『💞豊かなコミュニケーション』『💗人との信頼関係』『💓自己肯定感』がとても大切なのでは?と私は思います。

 

 

 

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