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東福岡幼稚園では、キリスト教精神に則ってまず「愛されている」ことを学び、
そして「愛する」ことを知ることを目指しています。
聖書はこのように教えます。「わたしたちが互いに愛し合うならば、
神はわたしたちの内にとどまってくださり、
神の愛がわたしたちの内で全うされているのです」(Ⅰヨハネ4:12)

幼稚園は集団生活の始まりの時です。
違う道を歩いていた子どもたちが、一つの道を学ぶのです。
私たち東福岡幼稚園の教えたい道は、「愛する」道です。
「愛」の道はお友達に「やさしく」する気持ちです。
この気持ちは大人になっても人生の基盤となります。
子どもたちは幼稚園で友達とかかわり、先生とかかわります。
その中で「隣にだれかがいる」ことの喜びを感じ、
人間関係の大切さ、楽しさを学んでほしいと思います。
そしてそこからいつもあたりまえのようにいてくれた家族が、
どれほど自分のことを大切に思っていてくれているかに気づいてほしいのです。
「愛されている」から「愛せる」のです。

子どもたちがお互いを大切にするという道に歩き出すように願い、
教職員一同保育に励んでいきます。
保護者の皆さまと協力して子どもの個性を受け入れるやさしい心をもって
成長を見守っていきます。

毎週月曜日には「宗教教育」として、全園児で礼拝を守っています。礼拝では讃美歌を歌い、聖句を暗誦し、お祈りをし、聖書のお話を聞きます。 キリスト教保育を通して心の育ちを目指しています。

1. 神さまの愛に気づき、神さまを愛する心
2. 家族や友達を愛し、思いやる心
3. 毎日の生活に感謝する心

砂場は子どもたちの「キャンバス」です。大きな砂場でダイナミックに砂遊びを楽しみます。試行錯誤を繰り返しながら子どもたちの創造力、思考力、社会性が育まれます。

本園の先生は全員「おもちゃインストラクター」の資格を持っており、一人は日本で数名とされる「おもちゃコンサルタント・マスター」の資格をもっています。 本園は、認定NPO法人日本グット・トイ委員会の協力を得て「おもちゃの広場」を毎年開催している特別な幼稚園です。子どもが真剣におもちゃで遊ぶとき、心は豊かに成長します。

「食」は健康なからだをつくる基本です。一年を通して野菜などを栽培しています。調理保育も行っています。自分たちでつくった野菜、自分たちでつくった食事は格別です。

年上の子どもは年下の子どもをよくお世話し、年下の子どもは年上の子どもを慕って、仲良くあそんでいます。 自由あそびの時間には、子どもたちがお互いのクラスを自由に行き来して、少人数保育の中で、このようなタテのつながりが自然に作られます。

幼稚園の保育は幼稚園の中だけではありません。地域に出かけて、地域の方々とのかかわりを大切にしています。子どもの育みに、地域の方々の「まなざし」は欠かせません。

日々の連絡や園だより「あゆみ」を通じて、園と家庭が手を取り合って保育を行っています。 また、保護者の方々の結びつきも強く、クリスマスや運動会などの行事でも保護者さまの素敵なアイデアにあふれています。

すべての教師が園児全員を知り、心を配り、協力して保育を行っています。

障がいの有無にかかわらず、互いに相手を認め、尊敬する心、自分と友だちの「命」を大切にし、愛する心を育てます。

70年の歴史を刻んできた園舎は、ぬくもりのある木造です。卒園生にとっては、ふるさととしての存在です。 子どもたちが楽しく過ごせるように、安全・衛生面においても配慮しています。

広々とした保育室です。必要に応じて、部屋を区切って使用することもできます。また、ここにあるすべり台は子どもたちのお気に入りの場所です。

本園では、遊びを中心としたさまざまな体験を通して、実り豊かで充実した園生活を過ごすことができるよう、「ごっこ遊び」「積み木遊び」「絵本」などのコーナーを整えています。

西南学院大学博物館(赤レンガチャペル:旧西南学院高等学校講堂)などの設計で知られる建築家、W.M.ヴォーリズによる設計です。 屋根には十字架塔があり、地域のランドマークとしても親しまれています。

本園では防犯カメラ等のセキュリティーシステムを導入しています。非常時の体制についても日ごろから話し合われており、毎日子どもの安全を見守ります。

子どもの体格に合わせて設計され改修されました。また、衛生面や安全面にも十分に配慮しています。

本園の園庭は大きな砂場です。砂遊びには試行錯誤、工夫、全身を使った運動が詰まっています。砂遊びや屋外遊具の遊びを通して、子どもたちは体力と創造性、協調性が育まれます。

園内には、おいしいスモモやリンゴの木、子どもたちの育てている花や野菜、子どもたちがお世話をしているカメなど、 子どもたちの可能性と自主性、責任感を伸ばす環境作りに努めています。

人間、どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればよいか、本当に知っていなくてはならないことを、わたしは全部残らず、幼稚園で教わった。 人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、日曜学校の砂場に埋まっていたのである。わたしはそこで何を学んだろうか。

この文章は、ロバート・フルガム氏のエッセイ集『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』の冒頭からの引用です。 短い文章ですが、幼稚園がどのようなところであるか、わかりやすく示しています。 もちろん、ここで「砂場」とあるのは、文字通りの園庭の砂場だけを意味するのではありません。 幼い子どもの「あそび」の場すべてを象徴する言葉として「砂場」という言葉が用いられています。

世界で初めての幼稚園は、19世紀のドイツでフレーベルによって誕生しましたが、彼は幼児にとっての「内なるものの自由な表現」としてのあそびの教育的意義を重視しました。 そして彼の幼稚園ではあそびを中心とした教育に取り組み、子どもたちが熱中して遊ぶことのできる遊具として「恩物」も考案されています。

今日の日本では、幼稚園は学校教育法による学校の一種として位置付けられています。 学校教育法第22条は幼稚園の目的を「幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長すること」としています。 また、幼稚園教育の基準として文部科学大臣が示した幼稚園教育要領には、「幼児の自発的な活動としての遊びは, 心身の調和のとれた発達の基礎を培う重要な学習であることを考慮して,遊びを通しての指導を中心として…ねらいが総合的に達成されるようにすること。」と示されています。

幼稚園における教材は、自然、遊具、工作の素材、もちろん砂場も含めた「物」であったり、飼育する動物や虫、鳥、魚などの「生き物」、友達や先生、保護者さま、 地域の方々などの「人」です。子どもたちはこれら「物」、「生き物」や「人」にあそびの中でかかわり、時には試行錯誤し、時には共に笑ったり泣いたりしながら、 そこから「人生に必要な知恵」を学びとっていく。まさにこれが幼稚園としての本当の姿です。そして、そこでの経験は、小学校での学習の重要な基礎となります。

近年、幼稚園から小学校に入学した1年生が45分間座っていられないことなどを指して「小一プロブレム」と呼ぶこともあるようです。 しかし、プロブレム(問題)は「小一」の教室ではなく、一人ひとりの子どもの「一生」です。小一の教室に向けての準備ばかりに終始することなく、 子どもたちの一生にとっての「人生に必要な知恵」を学ぶ。本園は、そんな幼児教育の原点を大切にした幼稚園でありたいと願っています。

本園参与(元理事長)
福岡女学院大学人間関係学部子ども発達学科 准教授
小栗 正裕

本園は1953年の開園以来70年以上、バプテスト東福岡教会の熱い祈りに支えられ、
地域に根ざした歩みを続けてまいりました。


〒812-0054 福岡市東区馬出4丁目13番15号
TEL 092-631-0528 FAX 092-631-0529

【地下鉄】
福岡市地下鉄箱崎線(2号線)「箱崎宮前」駅下車、
2番出口より徒歩2分
(天神・博多方面からお越しの場合、
中洲川端駅からの乗り換えが便利です)

【バス】
西鉄バス「箱崎浜(東区役所前)」バス停より徒歩10分
(天神ソラリアステージ前バス停より25系統、
博多駅交通センター1階より29系統、ほか)

西鉄バス「箱崎」バス停より徒歩5分
(天神バスセンター前バス停より1系統、
博多駅センタービル前Eバス停より9系統、ほか)

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