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あそびとおもちゃ

おうちあそび(トランプ)

2020年4月7日

コロナウイル感染拡大予防のため、3月は東福岡幼稚園は休園になりました。そして、そのまま春休み。そして、4月。それぞれのご家庭で、子どもをどのようにして遊ばせようかと、大変ご苦労されていらっしゃることと思います。

それぞれのお子さんの年齢や発達、興味によりお勧めする遊びは全く異なりますが、お家でできる遊びとして、100均のお店でも手に入るで【トランプ】はいかかでしょう?

例えば『神経衰弱』はいかかでしょう? 「エッ? 幼児ができるわけないでしょう!?」とお思いの方。物は考えようです。 現在、幼稚園に通っており4月から年少組になる子どもたち(現在3歳の子どもたち)は、まだ数字を読むことは難しいと思います。でも、工夫すればその年齢の子どもたちも『神経衰弱』は、ゲームとして成立するのです。

初めてトランプに触れ、初めて『神経衰弱』をする場合は、使用するトランプのカードは6枚にします。1を2枚、10を2枚、13(K)を2枚用意します。なぜこの3種類のカードなのかというと、それぞれ特徴があり、わかりやすいと思うからです。最初にカードを表向きにして、お子さんに「どのカードとどのカードが仲良しかな?」と子どもに聞きます。お子さんが「これとこれ」と同じ数字のカードを見つけることができれば、それぞれのカードの違いを十分に理解していることが確認できます。ここで、「よくわかったね!」とお子さんを褒めてください。次に、同じ数字のカードを横に並べ、子どもがその2枚ずつのカードがどこにあるかを記憶した後に、「今度はカードがかくれんぼするから、仲良しさんを見つけてあげてね」と言い、お子さんの目の前でカードをゆっくり裏返します。そして、「仲良しさんはどこかな?」とお子さんにカードを1枚ずつめくらせ、同じ数字のカードを続けてめくることができれば、「上手に見つけることができたね!」とほめてください。「今度は、カードがお散歩に行くよ」とカードの位置をばらばらにします。なかなか同じカードを見つけることができないときは、大人が「ここにあったかな?」と何度でもヒントを出し、お子さん自身がそのヒントを頼りにカードを自分でめくることができるようにし、同じカードを見つけた時には、一緒に喜んでください。

お子さんがルールを十分に理解し、もう一度したいと要求したときは、使用するカードの数を増やしても良いと思います。しかし、カードを増やすときは、お子さんに「どのカードが好き?」と聞き、お子さんが増やすカードを決めます。自分で選んだカードなので、お子さんの記憶にも残っている可能性が高いからです。お子さん自身にカードを選ばせると言っても、急にカードの数をたくさん増やすと途端にゲームの難易度は高くなり、お子さんの興味は半減どころか全く面白くなくなってしまいます。もし、カードの数を増やすならば、3歳ならば3ペアの6枚を増やすと考え、それ以上の年齢ならば、お子さんと話し合って何ペア増やすか決めるのも良いでしょう。

このようにカードゲームに限らず、『全てのことは少しずつ』=『スモールステップ』!!お子さんの興味や発達に合わせて、少しずつ少しずつレベルを上げていくと、お子さんも十分に理解し楽しむことができ、興味をもって集中して取り組むことができるのではないかと思います。

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