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あそびとおもちゃ

過去ログ

異年齢保育で『ハッピーサーモン』

2021年3月16日

⛪私たちの幼稚園では、💞異年齢保育(縦割り保育)を保育の一部で行っています。💞異年齢保育とは、とても簡単に言うと、👫学年(年齢)が異なる子どもたちが同じ時間に同じ場所で同じ活動を一緒に行う保育形態です。

が、しかし・・・・・ 2020年度は😷新型コロナウイルス感染拡大防止のため、💞異年齢保育は、ほとんど行うことができませんでした。実際にそのような状況になり、今まで以上に💞異年齢保育の意味や重要性を本当に感じた年度だったとも言えます。💞異年齢保育の良さや大切さを👫子どもたちが十分に経験できなかったことは、とても残念なことでした。異年齢でのかかわりの中で、年長児は責任を負うということを学び、年下の園児は家族以外の他人との付き合い方を学んでいたからです。

が、しかし・・・朝の預かり保育の時間は、登園する園児の人数が少なく、満3歳~年長児が一緒に過ごしています。一つのテーブルを囲むことができる人数です。この小さな集団でできる楽しさいっぱいの遊びは? ありました! ルールがとっても簡単なカードゲーム🐟『ハッピーサーモン』!!!

😷新型コロナウイルス感染拡大防止のため、⛪幼稚園生活も以前とは異なることがたくさんあります。今だからこそ、この遊びがとても楽しく感じられるのかもしれません。この遊びは、同じ種類の絵のカードを持っている人同士が、その絵と同じ動作を一緒にするという、とても単純な遊びです。たったそれだけのことなのに、とっても楽しいのです!!!

朝の預かり保育の時間に、満3歳~年長児でこの🐟『ハッピーサーモン』で遊んでみました。🧒満3歳のA君くんは初めてこのカードゲームで遊んだのですが、年上の子どもたちが初めてする🧒Aくんのペースにゲームの進め方を合わせてあげたこと、同じ動作をする時に「🧒Aくんも一緒にしよう」と誘ってあげたこと、🧒Aくんが何か迷っている時や分からなくなった時にも「大丈夫だよ」と待ってあげたことなどなど、年上の子どもたちの優しさと配慮で、🧒Aくんもみんなもそして私も、本当に幸せな楽しい時間を過ごすことができました。そして、実際に子どもたち同士の関係性を目のあたりにして、やっぱり💞異年齢保育は良いなと、改めて感じることができました。

2020年度の🎁卒園記念品として、カードゲーム🐟『ハッピーサーモン』をはじめ、たくさんの良質なおもちゃをプレゼントしてくださった保護者の皆様に、心より感謝いたします。🎀卒園前に頂いたことで、年長児もたくさん遊んび、お友だちとの楽しい思い出を作って卒園することができました。頂いたどのおもちゃも👫子どもたちは大好きで、今は在園児が楽しんでいます。

でも、何度この遊びを楽しんでも、なぜ🐟サーモンがハッピーなのかは、いまだに不明🤔です。

 

 

 

積み木+α

2021年3月10日

「😊小さい頃は積木でよく遊んでいたのに、😒最近はほとんど遊ばなくなって押し入れや棚にしまい込んだまま・・・せっかく高い積木を買ったのに、もったいない」。そのような保護者の声を時々聞くことがあります。積木で遊ばなくなった理由の一つは、👦🏻👧🏻お子さんが心身共に成長したことで興味の範囲が広がり、💖多くの遊びを楽しんでいるということが言えるでしょう。しかし、せっかく積木があるのなら、それで遊ばないのは✨宝の持ち腐れ。もったいない、もったいない。

例えば、積木にもう一つ何かを❣プラスαすることで、0~2歳の頃はただ積んだり崩したりしていた積木が、お人形の家になったり、ビルやピラミッドになったり。😀ほんの少しのきっかけで、今までとは異なる遊び方へと🍀変化していく可能性が十分にあります。

⛪幼稚園にある積木は、全て長方形で同じサイズの積木(レンガ積み木)と、いろいろな長さの積木のセットです。これらの積木に🔰最初に❣プラスした物は、小さな白木の指人形でした。そのお人形は、目も口も何も無いのっぺらぼうです。なぜこのお人形にしたかというと、園の積木と同じ白木という理由でした。そして、人形に色も表情もないということで、👫遊ぶ子どもが人形の性別も年齢も役割も全て💗自由に発想できるという利点があるからです。今、👫子どもたちは、自分の想像で人形に自由に役割を与えて遊んでいます。積木で、ベットや椅子やテレビやお風呂などを作り、その中で人形に役割を与え、人形を使ってお友だちと💞コミニュケーションをとりながら、時には自分の考えや意見を伝えながら遊んでいます。

また、積木を高く高く積むことに興味がある👫子どもは、積み方を工夫し、何度積木が崩れてもあきらめずに積んでいます。そのような👫子どもには、私は『積木と保育』の本を見せ、いろいろな積み方があることを紹介します。するとその👫子どもは、本の写真を見ながら写真の積み方をまねしようとしたり、いくつかの積み方を組合わせたり、また、写真をヒントに自分なりの積み方を考えたりもします。時には、横で異なる建物を作っている👫お友だちと意気投合し、👦🏻👧🏻自分の建物と👫お友だちの建物をつなぎ、一緒になったと喜ぶ姿も見られます。

もし、今遊んでいない積木があれば、もう一度押し入れや棚から出して、❣プラスαを試してみませんか?

【参考までに】  ①『積木と保育』の本・・・吉本和子・脇淵爾良 著/エイデル研究所

※私は図書館でこの本に出合いました。

②白木の指人形・・・おもちゃの専門店で購入しました。

👦🏻この男の子は、以前は単に積木を高く積むことだけを😊楽しんでいましたが、『積木と保育』の本の写真を見て、🤔いろいろ積み方を知り、💓自分なりの積み方を楽しんだり、試したりするようになりました。また、高く積んだ積木が倒れないようにと、周囲に塀を作る✨アイデアも生まれました。

ある日、自分なりに考えた積み方で高く高く積木を積んでいたのですが、途中で崩れてしまい・・・        残念ながら、塀も被害を受けました。でも、またすぐに、別の場所に積み始めました。😍

 

 

 

 

遊びの中で、リスクを経験することの意味【part3 】

2021年3月2日

『遊びの中で、リスクを経験することの意味【part2】』の、👫子どもが🤬わがままなどを押し通そうとした時の話の続きです。

このような時、⏱タイムリミットや🌟すぐに達成できる目標を決めると、👫子どもは先の見通しがつき、「😀❣なんだ、それだけでいいの?」と急に素直になることがあります。例えば、おもちゃの片付けをどうしてもしないと言った時、「自分が好きなおもちゃを一つだけ(数が理解できるお子さんの場合は、その子どもの年齢の数だけ)お片付けできるかな?」と👫子どもに問いかけ、そしてその目標が達成✨できたら、すぐに「すごいね! 自分でお片付けができるんだ! すごいすごい!!!」と😊ほめてみてください。そして翌日には、「一つだけ」を「二つだけお片付けできるかな?」と少しづつ数を増やしてみてください。面倒くさいのですが、👫子どもが片付け残したおもちゃは、「お父さんやお母さんもお手伝いしてあげるね」と言い、一緒に片づけてみてください。👫子どもは、「😍エ? こんなことで、ほめられちゃうの?」と、少しびっくりしながらも、嬉しく思うことでしょう。誰だって、叱られるよりも褒められる方がやる気も出ますよね! でも、いつもいつもこの方法が成功するわけではありません。が、私は「🍀小さな目標達成おめでとう!」のこの方法、結構使っています。

ここで一つ、「🤔この方法、どうなのかな?」と私が疑問を感じる方法をご紹介しましょう。例えば、👫子どもが😒お片付けをしない時や🤬わがままを言った時、👫その子どもが欲しがるおもちゃやお菓子を買ってあげるからなになにをしなさいと言う、いわゆる🤢『物』でつる方法です。ここにとても🚃電車が大好きな子どもがいたとします。ご家庭のお父さんやお母さんが「お片付けをしたら🚃プラレールを買ってあげる」といつもいつも言ってさせていたとします。そう言ったからには、親はその約束を必ず守らなければいけません。もし、この方法を👫子どもが大きくなるまでずっと続けていたとしたら? さて、どうなることでしょう? そのうち「🚄本物の新幹線買ってくれないと、🤬僕は何にもしないよ!!!!!」となるのかな? と真剣に思ったことがあります。この方法だと、いつまでたってもきりがない。👦🏻👧🏻我子のことだと思って考えてみてくださいね。極端な話ですが、何となくその状況、想像できませんか?

例え、😫嫌なことや😰苦しいことがあっても、自分で見通しを立て、自分一人で、また必ず助けてくれる誰かと一緒に👊チャレンジしてみる。そのような経験をたくさん積んだ👫子どもは、【社会】に出てもきっと、自分一人でも、また仲間と助け合いながらも、生活していくことができるのではないでしょうか?

⛪幼稚園は、小さな小さな【社会】です。この小さな社会で👫子どもたちは、😀楽しいこと、😊嬉しいこと、😫嫌なこと、😰苦しいことなど、日々多くの経験をして、自らそして友だちから多くのことを学び、心も体も成長しています。

 

遊びの中で、リスクを経験することの意味【part2】

2021年2月19日

『遊びの中で、リスクを経験することの意味【part1】』の👹鬼ごっこの話の続きです。

私は、👧鬼役になった子どものショックも十分理解できましたし、また👫鬼役以外の子どもたちの「だってじゃんけんに負けたのだから,それを受け入れるしかないでしょう」の思いも十分にわかりました。でも、👧鬼役に決まった子どもに対しては「お家では自分の思い通りになることがたくさんあるかもしれないけれど、社会の中では、そうとは限らないよ。自分で自分の気持ちをコントロールできる人に育ってほしいな」との願いがありました。また👫鬼役以外の子どもたちに対しては「単純に鬼役を代わってあげることが、優しさではないよ。👧あの子がどのように変化するのか見守っていてあげてね。そして、👧あの子の存在を認め、大切にしてあげてね」との思いがありました。

人は、😀嬉しいこと、😊楽しいこと、😍自分にとって良いことは、このままずっと永遠に続くことを願い、その反対に😒苦しいこと、😖嫌なこと、🤬どうしても耐えられないことは、今すぐにでも無くなってしまえばと良いと思うことでしょう。しかし、😒苦しいことや😖嫌なことでも、⏱タイムリミットがわかっていれば、😬もう少し頑張ってみようと思うこともあるかもしれません。という考えから、私は👧鬼役になった子どもに「今から私(先生)が100を数えるけれど、100までだったら鬼役できる? その後私(先生)が鬼役するけれど、それでいい?」と問いかけました。すると、👧その子どもは急に表情が変化し「うん」と言い、自分で立ち上がり、走り出しました。急に👧鬼役が元気になり追いかけてきたのですから、👫周りの子どもたちはビックリ!!! 私は、みんなに聞こえるように大きな声で100を数え、👧鬼役の子どもは一生懸命に鬼の役を務めました。100を数え終わったとき、👧鬼役の子どもはどのような表情をしていたと思いますか? 目標を達成し、まさにやり遂げたというさわやかな☺満面の笑顔でした!

子どもがわがままを言った時、駄々をこねた時、その子どもだけにしか通用しない自分なりのルールを無理に押しとおそうとした時、周りの大人は😰本当に困ってしまいますね・・・ このような時、皆さんはどのようになさっていらっしゃいますか?

この話の続きは、『遊びの中で、リスクを経験することの意味【part3】』で一緒に考えてみましょう。

遊びの中で、リスクを経験することの意味(part1)

2021年2月18日

先日、👫4歳児の子どもたちと👹鬼ごっこを始めた時のことです。鬼を決めるために、👫子どもたちは集まってじゃんけんをしました。👧一人の子どもがじゃんけんに負けて鬼になりました。👧じゃんけんに負けた子どもは鬼になるのは嫌だと言い、🤬駄々をこねてその場に座り込んでしまいました。👫他の子どもは👧鬼に捕まらないようにと遠くへ逃げ、「さあはじまるよ!!」と期待していたのですが、いつまでたっても👧鬼は追いかけてきません。そして、👧鬼役の子どもは全く鬼役をしていないのにもかかわらず、😲「鬼がわりー!」と叫び、誰かに鬼を代わってもらおうとしていました。👹鬼ごっこを始めるときには、何らかの方法で最初の鬼役を決めることになります。鬼決めの方法はどうであれ、自分も鬼になるかもしれないというリスクを背負って👹鬼ごっこに参加しているはずです。

今回👫子どもたちが始めようとしていたのは👹「氷鬼」という鬼ごっこで、この遊びは誰かに鬼を代わってもらうまで、一人がずっと鬼役を続けなければなりません。👧最初に鬼役になった子どもは、この遊びのルールを正しく理解していたので、鬼役に決まったとたんに「私の人生、お先真っ暗・・・ 人生の暗闇に真っ逆さま! もう無理・・・」と思ってしまったのでしょう。

もし、皆さんがこの場に出くわしたとしたら、👧鬼役になった子どもや、また👫周りの子どもにどのようにかかわるでしょう? 一緒に考えてみませんか? テストの答えのように「これが正解!」という答えは、本当はないと思います。それは、👧👫どの子どもの立場に立って考えるかにより、答えは違ってくると思うからです。

この続きは、【遊びの中で、リスクを経験することの意味(part2)】で、お話しすることにしましょう。

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