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あそびとおもちゃ

やっぱり「おにごっこ」!!

2017年11月26日

最近、嬉しいことが沢山ありました。それは、年齢制限やその他の理由で入園を待っていた子どもたちが、次々に入園をして、みんなの仲間になったことです。3歳になったばかりの子どももいれば、もうすぐ6歳になる子どももいます。

幼稚園の子どもたちや保育者たちは、その子どもたちが入園してくる少し前から名前を憶えたり、新しい靴箱やロッカーを用意したり、お誕生表に名前を付け加えたりして、いろいろな準備をして、入園の日を心待ちにしています。しかし、新しく入園してくる子どもたちにとっては、幼稚園は全くの新しい未知の世界であり、もしかすると安心安全なわが王国から、どのようなところか想像すらつかない宇宙へ突然連れて行かれたかのように感じているのかもしれません。時には、その家庭独特の言葉やルールが、全ての世界で通じると思っており、それが通じないことでカルチャーショックを受けることもあります。よく、大人たちは「子どもだから、すぐ慣れますよ」なんて言いますが、本当にそうなのでしょうか?私は、それは、少し違っていると思っています。経験やコミニュケーションスキルが少ない子どもたちだと考えると、どうなのでしょう?子どもたちは、いったい何を頼りに、新しい人間関係を作っていけば良いのでしょうか?

それは、子どもであっても、大人であっても、『遊び」ではないかと思います。良質なおもちゃやルールが簡単な遊びが、一緒に遊ぶことで、お互いの距離を縮めてくれるようです。

新しく私たちの仲間になった5歳の男の子も、いろいろな不安を感じながらも、今の新しい環境に馴染んでいこうとしています。友だちから誘われ、躊躇しながらも参加した鬼ごっこ(高鬼)でしたが、ルールが簡単なこともあり、一緒に遊ぶことができました。鬼から追いかけられること、鬼になれば誰かを追いかけること、皆と一緒に走り回ること、タッチされなくてよかったねとお互いに喜び合い仲間意識を感じること、遊びのなかで一緒にスリルを味わうことなどなど。誰かと一緒に同じ時間を過ごすことが、どれほど素敵なことなのかを、彼は今、きっと感じているはずです。こう考えると、「鬼ごっこ」は、年齢が高い子どもたちにとって、人と人を繋ぐすばらしい遊びのひとつだと、改めて感じました。もちろん、私も、子どもたちから誘われれば鬼ごっこに参加して、ぜったいにタッチさせないぞ!!と園庭を走り回っています。しかし子どもたちも、いろいろ考え、最近では挟み撃ちにあい、「あ~やられた・・・」となることもあります。その時の子どもたちの「やった!!!」のニンマリの表情といったら・・・ああ!!くやしい!!!!!

 

 

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