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あそびとおもちゃ

過去ログ

おにごっこ・・・こんなにすごい遊びだったとは!?

2018年2月11日

最近私は、外遊びをする時間が、以前に比べ、極端に少なくなっています。天候が悪い日には園庭に出ることができなかったり、年長組の子どもたちが、朝登園するとすぐに、また、登園時間が遅い子どもたちが昼食後に、毛糸でマフラーを編んでいるからです。マフラーは、ひと編みひと編み指で編むので、すぐには出来上がりません。編み方をまだ覚えていない子どもに編み方を伝えたり、途中で毛糸が絡まったり解らなくなった時に少し手伝ったり、また、すでにスイスイ編んでいる子どもたちとおしゃべりをしながら大切な時間を過ごしているからです。

土曜の休みの日、私は自分の体がいつもと違い、なんだか錆びついているように感じました。体の調子が悪いわけでもないし、病気でもないし・・・ 何だろう? この感じ? よく考えてみると、大好きな「鬼ごっこ」をほとんどしていなかったのです。

そこで、「鬼ごっこ」について私なりに考えてみました。①鬼ごっことは、まさに全身運動である。(鬼役でも、逃げる役でも走ることがとても多い) ②頭(脳)を使う。(鬼役・・・どのように逃げる役をつかまえるのか? 逃げる役の動きに合わせ、また、逃げる役をうまく誘導してつかまえやすくするのか? 鬼役が複数いる場合は、どのような作戦をたてるのか? 鬼役同士が特別に話し合わなくても お互いの共通理解でうまく連携をとって動くことができるのか?などなど。 逃げる役・・・鬼役と同様に、どのように逃げると捕まらないのか? 鬼役の動きに合わせて自分の動きをどうするのか? 逃げる役同士の動きの連携はどうするのか?などなど。 ③複数の人数で遊ぶことができる。(どんなに少なくても、二人以上でしかできない遊びである。でも・・・二人だけの「鬼ごっこ」て、本当につまらないのもです・・・。参加するメンバーがいない場合は、初めはしかたなく二人で始めますが、あまりにもつまらないので、結局誰かを誘い3人になり、そのうちに「いれて!」と人数が増えてくることが多いですね。) ④複数の人や、異年齢のメンバーが参加でき、一緒に遊ぶ楽しさを感じることができる.。 ⑤鬼役でも、逃げる役でも、自分が思ったように遊ぶことができた時には、満足感や達成感を感じることができる.。 ⑥鬼役でも、逃げる役でも、自分が思ったように遊ぶことができなかった時に、例え、嫌な思いや悲しい思い、悔しい思いをしても、一緒に遊ぶメンバーから慰められたり、譲歩してもらったり、特別なルールでその時だけは許してもらったりして、遊びから離脱せずに、どうにか遊びを続けることができる。そして、メンバーもその子どもが最後まで一緒に遊ぶことができたことを、認め、喜び、また一緒に遊ぶ大切なメンバーの一人として、受け入れ、一緒に遊ぶことができるのを期待する。

まだまだありますが、今日はここでおしまい。

早く「鬼ごっこ」(私にとっては無料の『エクササイズ』ともいうことができる!?)がしたい!!!

風を感じる(凧上げ)

2018年1月22日

😀年中ほし組の子どもたちは、ビニール凧を自分で組み立て、自由に絵を描いて、ステキな凧を作りました。

そして、1月19日に、⛩筥崎宮の参道に👫みんなで凧上げに行きました。

園に戻ってきた👫子どもたちは、ほっぺたを真っ赤にして、とっても嬉しそうでした。👧🏻A子ちゃんは、少し興奮した様子で、「こっちから走ったら、凧が上がったんだけど、こっち(反対方向)から走ったら、凧があんまり上がらなかったの」と報告してくれました。👩🏻私は、「へえ~、そうだったの? 👧🏻A子ちゃんは、どうしてそれがわかったの?」と聞いてみました。👧🏻A子ちゃんは「あっちとこっちから走ったから」と答えました。👧🏻A子ちゃんは自分の体験から、風を感じ、風の吹く方向を知ったのです。なんと素晴らしい体験をしてきたのでしょう!! そしてもう一人。👦🏻B男くんは、👧🏻A子ちゃんと同じようにあっちからとこっちから走り、反対方向から走った時に、凧が思うように上がらず、😂悲しくてエンエン泣いてしまったそうです。👦🏻B男君も、やっぱり👧🏻A子ちゃんと同じように、素晴らしい体験をしたようです。狭い園庭では、決して感じたり知ったりすることができなかったことでした。⛩長い参道を、自分で走って凧上げをしたからこそ感じた風!!

誰かから教えられたものではなく、自分で💖感じたことは、心に、頭に残り💘、「🙄どうしてかな?」と考えることにつながっていきます。👧🏻A子ちゃんも、👦🏻B男君も、本当に素晴らしい体験をしたことを、私はとっても嬉しく❣思いました!!

きのうも、きょうも、あしたも・・・やっぱり積み木

2018年1月7日

😊明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。😀今年も、幼稚園や子どもたちの様子などを、いろいろな話題でたくさん発信していきたいと思っています。

年少組のA君👦🏻は、以前から積み木が好きで、時々遊んでいました。昨年の11月頃からよく遊ぶようになり、最近は小さなレンガブロック積み木をたくさん積んで、🎄クリスマスツリーのような形を作ることに熱中しています。その積み方をよく見てみると、ひとつひとつの積み木の間を約5ミリづつあけて積んでいるのです。どうしてA君👦🏻がこの積み方を知ったのか? またこの積み方にこだわっているのかが、私には、わかりませんでした。最初は、新しい積み方を発見し、嬉しかったのだと思っていました。しかし、それにしても、いつも同じだとそのうち飽きてくるだろうと予想していました。しかし、A君👦🏻はずっと繰り返して同じ積み方をして、いつも嬉しそうにしています。どうしてA君は毎日同じことをして、こんなに楽しめているのだろう?と、A君👦🏻の姿を見ながら、毎日考える🙄ようになりました。

そして、私自身の経験から、一つの答えが見つかりました😍。私があるスポーツを楽しむ時に、二度と同じことはないと思って、真剣に取り組んだり、成功や失敗を楽しんでいるのと同じではないだろうかと、そう思ったのです。他の人から見れば、いつもいつも同じことをしているように見えるのかもしれませんが、当人は、少しの変化やその時々に感じるスリル、その瞬間にしか味わえないいろいろな感覚を、とてもとても楽しんでいるのです。

A君👦🏻は、きっと、積み木を自分が思っているとおりに並べることができるのか? 昨日よりももっと上手に積むことができるのか? 自分が理想とする積み方に近づいているのか? などなど、いろいろなことを楽しみながら積み木を積んでいるのでしょう。

A君👦🏻の気持ちを推測しながら積み木を積む姿を見ていると、「わあ、すごい!!!」と、⏲時間を忘れて、見入って😍しまいます。

なが~い積み木

2017年12月25日

幼稚園には、小さな長方形のレンガブロック積み木が4箱あります。👫子どもたちは、この積み木を並べたり高く積んだり、おうちを作ったりして遊んでいます。これに長さの違う積み木が加わると、もっと、積み木遊びが楽しくなり😊、作り方や考え方にも変化🙄が出てくるのではないかと期待し🤗、今年の子どもたちへの保護者の会👨🏻👩🏻からの🎄クリスマスプレゼント🎅🏻に、長さがいろいろ異なる箱入りの積み木のセットをお願いしました。

最初は、いろいろな長さの違う積み木で、どのようにして遊ぼうか🙄と考える子どももいましたが、長さの違いに面白さを見出し、どんどん組み合わせて遊ぶ😍ようになりました。小さなレンガブロック積み木では、建物を二つ作っても、それを繋ぐことはできませんでした。しかし、長い積み木が加わることで、空中回廊を作ることができました。また、エジプトのアブシンベル神殿のような形の建物ができたり、近くの筥崎宮の鳥居を真似して作ったり、キャンプファイヤーの槇のように組み合わせたりと、今までには作ることも考えることもなかったいろいろな形のものを、👫子どもたちは自ら作るようになりました。そして、自分が遊ぶことだけで満足していた子どもたちが、お友だちが作ったものをよく見たり😀、どのようにして作ったのかを聞いたり🙂、同じ形を作ろうとしたり🤔、それ面白い形だねと褒める😘ようにもなりました。今は、預かり保育に来ている年長組👦🏻👧🏻が、いろいろな形を作ることに💓熱心に取り組んでいます。そして、小さなレンガブロック積み木の遊び方にも💞変化が起こり、スペインのガウディが創ったアパートのような建物を作る子どもも出てきました。

新しいことが良いからと言ってすべて乗り換えるのではなく、今まであるものの良さ💘を認め、そのうえで新しいものを取り入れていくこと❣の大切さを、今、子どもたちが証明🎉しています。

ページェントごっこ

2017年12月24日

私たちの東福岡幼稚園は、キリスト教の教会付属の幼稚園です。日頃から、讃美歌を歌い、お祈りをして、子どもたちもキリスト教に親しんでいます。キリスト教保育をしている幼稚園で、一年で一番大切な行事は、もちろんクリスマスです。クリスマスは、イエス・キリストがお生まれになられたことを、みんなでお祝いする行事です。それで、毎年12月には、子どもたちは『クリスマス礼拝』をして、全園児でページェントをします。ページェントとは、イエス・キリストが生まれた時のことを劇にしたものです。

子どもたちは、イエスのお母さんのマリア、お父さんのヨセフ、マリアにキリストが生まれることを伝えた天使ガブリエル、野原で夜を過ごしていた羊飼いや羊、羊飼いにイエスが生まれることを知らせた天使、博士にイエスが生まれることを知らせた星、3人の博士たちなど、全園児がいろいろな役になります。どの役も子どもたちが自分で選ぶのですが、一つの学年しかできない役や、また、役によっては人数制限があり、第二希望の役になることもあります。しかし、子どもたちは、それぞれ自分の役に、やりがいや面白さや楽しさを見出し、『クリスマス礼拝』のころには、自分の役が大好きになっています。『クリスマス礼拝』当日は、園児たちの保護者や来賓の方々も参加され、子どもたちは少し緊張しながらも楽しんでページェントを演じます。しかし、『クリスマス礼拝』は、幼稚園で計画された行事・・・子どもたちは、今年は何の役をしようかと楽しみにはしているのですが、「ことしもページェントがしたいです」と子どもたちが自主的に計画する行事ではありません。

では、子どもたちは楽しんではいるものの、やはりやらされているだけで、このページェントが終わってしまうのでしょうか? 子どもたちの様子を見ていると、決してそうではないことがよくわかります。たとえば、トイレに行きながら鼻歌で自分の役の歌を歌ったり、園庭に出るために友達と一緒に靴をはき替えながら、他の役の歌を歌ったり、おままごとの最中に一人の子どもが振り付きの歌を歌いだすと、近くにいた子どもがそれを真似して一緒に振り付きで歌い、ふたりでにこにこしながら何度も繰り返していたり、そのような様子がよく見られるようになります。時には、年齢の高い子どもたちは、勝手に替え歌を作ってゲラゲラ歌いながら楽しんでいることもあります。そして、2学期の終園式の日には、どの役も人数に関係なくしてみたい子どもがみんなして良いという『ページェントごっこ』をしています。クリスマス礼拝と同じ役を希望する子どももいれば、他の学年がしていた役になり、歌も台詞もとても正確に再現する子どももいます。今年の終園式のページェントごっこでは、マリアの役に6人がなりました。年長組が1人、年中組が1人、残りの4人は年少組でした。マリア役は、年長組しかできない役だったので、あこがれていたのかもしれません。マリアになった年長組の子どもが「マリアの家族。家族が増えた」と言って喜びました。

日常の生活の中に、遊びの中に、ページェントの歌や台詞が自然に出てくることは、子どもたちの中でページェントはすでに、させられたものではなく、《遊び》として位置づけられたことになると私は考えます。

 

今年も、ある子どもたちが、勝手に替え歌を歌って遊んでいました。私は、いつも、どの子どもがどのような替え歌を作るのか、とても楽しみにしています。だって、替え歌を作ることができるのは、その歌の歌詞や内容を、正しく理解していないとできない作業なのですから。友だちのまねをして、同じように替え歌を作った子どもがいましたが「は~? それへんじゃない? いみわからん」と他の子どもからひんしゅくをかっていました。

 

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