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はさみが上手になっている!

2019年1月28日

子どもたちが、幼稚園で使う道具の中でも、『はさみ』は、難しい道具の一つだと思います。幼稚園に入園するまで、まったく、ただの一度も『はさみ」を使ったことがない子どもがいることもあります。確かに『はさみ』は使い方や管理の仕方によっては、かなり危険な道具ともいえないことはないでしょう。

幼稚園では、『はさみ』を使ったことがある子どもたちにも、まったく経験のない子どもたちにも、『はさみ』の使い方の《はじめのいっぽ》から伝えていきますが、やはり、今までの経験の差は、仕方がないことでしょう。しかし、幼稚園では、その経験や技術の差を「上手・下手」と評価することはありません。ましてや、経験のない子どもたちだけを集めて、特別に『はさみ』の練習をさせることもしません。なぜなら、他のいろいろな遊びを経験したり、日常生活で手をたくさん使ったりすることで、手の機能が次第に発達し、『はさみ』を思うように使いこなすことができる手になっていくからです。つい最近のことですが、年少組の二人の子どもたちが、このことを証明しました。特に乳幼児は、一つのことをとことん練習するよりも、いろいろな経験をすることによって、いろいろな機能が発達していく傾向があると思います。そう考えると、いろいろな遊びを経験するチャンスがある子どもが、いろいろな機能を発達させていくことができるということなのですね!

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