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あそびとおもちゃ

過去ログ

おうちあそび(タオルのボール)

2020年4月27日

お外はとってもお天気が良いのに、お外で遊ぶことができなくなり、本当に保護者の方は大変な思いをされていることでしょう。

今回は、お家でできるボール遊びをご紹介します。でも、あんまり夢中になって、いっぱい動きすぎて、ご近所にご迷惑をおかけしないようにお子さまも保護者の方もお気を付けくださいね。

長方形のタオルなら、大きさや長さは関係ありません。長方形のタオルの真ん中あたりで1回かた結びをしてください。正方形のタオルの場合は、まず三角に折り、三角形の底辺の左右2か所を持ち、その部分で1回かたむすびをしてください。ほら!丸くなってきたでしょう!? でも、あんまり固く結びすぎると、当たった時に痛いので、軽く結んでくださいね。そして、結び目からはみ出した部分のタオルは、結び目の中に必ず入れ込んでください。正方形のタオルで作る場合は、三角形の頂点部分が残っているので、この部分をかたむすびの中に入れ込んでください。これで『タオルボール』は出来上がりです。もし、このはみだした部分をそのままにしておくと、恐ろしいことになってしまいます。それは、はみだした部分を子どもが持ち、まるでハンマー投げのように振り回したり投げたりして、予想もしないスピードでタオルが飛び、おうちの中はとんでもないことになってしまうからです。

『タオルのボール』は、もし当たってもそれほど痛くないこと(かたむすびの結び目は必ず軽く結んでくださいね)、それほど飛距離が出ないこと、バウンドしないこと、蹴っても転がらないことなど、おうち遊びには適したボールですが、くれぐれも、ご近所のことをお考えになって遊んでいただくことをお勧めいたします。

おうちあそび(かるた)

2020年4月20日

コロナウィルス感染拡大予防で、幼稚園はまだ休園状態です。もうしばらく、おうちあそびを楽しみましょう。

先日(4月7日)は『トランプ』の数を極端に減らして遊ぶ、幼児向けの遊び方をご紹介しました。今回は、『かるた』を使いますが、数を極端に減らして遊ぶと、年少組の子どもたちでも十分に楽しむことができると思います。

初めて『かるた』をするお子さんの場合には、年齢に関係なく、お子さんが選んだ絵札(絵だけが描いてある札)を5枚を使います。お子さんが自分で選んだ絵札なので、お子さんなりに特徴を捉ており、それぞれの絵札の違いを理解しているはずです。もし、5枚が多いと思われるなら、年齢によっては3枚でも十分だと思います。最初は、「この絵は、何が描いてあるのかな?」とお子さんに考えさせ、読み札とほぼ同じ内容の答えであれば、「よくわかったね!」とほめてあげてください。もし、お子さんの答えが読み札の内容と全く違っていた場合は、「そうだね。よくわかったね」とその答えを認め、「あれ?こんな絵もあるよ」と一緒に絵を見ながらお子さんの新たな気付きを待ってあげてください。次に、絵札を1枚1枚見ながら、読み札を読んでください。5枚の札の確認ができたら、さあ『かるた』の始まりです。

お子さんが読み札の文を耳で聞いて、絵札を正しくとることができるまでは、お子さん一人だけが絵札をとります。一人で取ることで、安心して慌てず『かるた』を楽しむことができ、自信をつけることができます。「かるたって、たのしい!! じぶんもできた!!」という達成感や満足感を十分に味わう時間を大切にしてください。

お子さんが自信をつけたら、おうちの方も参加してください。しかし、すぐに全部の札を使うとお子さんはあまりの数の多さにパニックになってしまいます。次は5枚をプラスするなどの工夫をし、少しずつ札の数を増やしてください。その時は、お子さんが選んだ最初の5枚だけは、お子さんの目の前に1列に並べて置きます。なぜなら、その5枚だけは、お子さんにとって自信のある札であり、いち早く取ることができるからです。こうして、自信をつければ、そのあとはもう大丈夫!! 自信をつけたお子さんは、勝ち負けの面白さも楽しむことができるようになっていくことでしょう。もちろん、5枚のかるただけを長期間楽しむお子さんもいるでしょうし、すぐにたくさんのかるたを使う方法を楽しいと感じるお子さんもいることでしょう。それぞれのお子さんの年齢や経験、発達によって、保護者の方が工夫し、判断してくださいね。

遊びは、もちろん楽しむことが一番ですが、ルールがあることを知ったり、それを守ることで他の人と一緒に楽しい時間を持つことができること、そして、勝つことの喜びとともに、負けることの悔しさを味わい、腹立たしさやもやもやした感情の受け止め方、その処理の仕方を学んでいくことができます。たった一人で遊んでも、それはなかなか学ぶことはできないでしょう。人と一緒に遊ぶことでしか学べないこともたくさんあります。遊びの中で学ぶ一番大切なことは、人間関係であり、それはお子さんが学校生活や社会に出たときに一番必要とされることだと思うのです。

 

おうちあそび(トランプ)

2020年4月7日

コロナウイル感染拡大予防のため、3月は東福岡幼稚園は休園になりました。そして、そのまま春休み。そして、4月。それぞれのご家庭で、子どもをどのようにして遊ばせようかと、大変ご苦労されていらっしゃることと思います。

それぞれのお子さんの年齢や発達、興味によりお勧めする遊びは全く異なりますが、お家でできる遊びとして、100均のお店でも手に入るで【トランプ】はいかかでしょう?

例えば『神経衰弱』はいかかでしょう? 「エッ? 幼児ができるわけないでしょう!?」とお思いの方。物は考えようです。 現在、幼稚園に通っており4月から年少組になる子どもたち(現在3歳の子どもたち)は、まだ数字を読むことは難しいと思います。でも、工夫すればその年齢の子どもたちも『神経衰弱』は、ゲームとして成立するのです。

初めてトランプに触れ、初めて『神経衰弱』をする場合は、使用するトランプのカードは6枚にします。1を2枚、10を2枚、13(K)を2枚用意します。なぜこの3種類のカードなのかというと、それぞれ特徴があり、わかりやすいと思うからです。最初にカードを表向きにして、お子さんに「どのカードとどのカードが仲良しかな?」と子どもに聞きます。お子さんが「これとこれ」と同じ数字のカードを見つけることができれば、それぞれのカードの違いを十分に理解していることが確認できます。ここで、「よくわかったね!」とお子さんを褒めてください。次に、同じ数字のカードを横に並べ、子どもがその2枚ずつのカードがどこにあるかを記憶した後に、「今度はカードがかくれんぼするから、仲良しさんを見つけてあげてね」と言い、お子さんの目の前でカードをゆっくり裏返します。そして、「仲良しさんはどこかな?」とお子さんにカードを1枚ずつめくらせ、同じ数字のカードを続けてめくることができれば、「上手に見つけることができたね!」とほめてください。「今度は、カードがお散歩に行くよ」とカードの位置をばらばらにします。なかなか同じカードを見つけることができないときは、大人が「ここにあったかな?」と何度でもヒントを出し、お子さん自身がそのヒントを頼りにカードを自分でめくることができるようにし、同じカードを見つけた時には、一緒に喜んでください。

お子さんがルールを十分に理解し、もう一度したいと要求したときは、使用するカードの数を増やしても良いと思います。しかし、カードを増やすときは、お子さんに「どのカードが好き?」と聞き、お子さんが増やすカードを決めます。自分で選んだカードなので、お子さんの記憶にも残っている可能性が高いからです。お子さん自身にカードを選ばせると言っても、急にカードの数をたくさん増やすと途端にゲームの難易度は高くなり、お子さんの興味は半減どころか全く面白くなくなってしまいます。もし、カードの数を増やすならば、3歳ならば3ペアの6枚を増やすと考え、それ以上の年齢ならば、お子さんと話し合って何ペア増やすか決めるのも良いでしょう。

このようにカードゲームに限らず、『全てのことは少しずつ』=『スモールステップ』!!お子さんの興味や発達に合わせて、少しずつ少しずつレベルを上げていくと、お子さんも十分に理解し楽しむことができ、興味をもって集中して取り組むことができるのではないかと思います。

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