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あそびとおもちゃ

過去ログ

なが~い積み木

2017年12月25日

幼稚園には、小さな長方形のレンガブロック積み木が4箱あります。👫子どもたちは、この積み木を並べたり高く積んだり、おうちを作ったりして遊んでいます。これに長さの違う積み木が加わると、もっと、積み木遊びが楽しくなり😊、作り方や考え方にも変化🙄が出てくるのではないかと期待し🤗、今年の子どもたちへの保護者の会👨🏻👩🏻からの🎄クリスマスプレゼント🎅🏻に、長さがいろいろ異なる箱入りの積み木のセットをお願いしました。

最初は、いろいろな長さの違う積み木で、どのようにして遊ぼうか🙄と考える子どももいましたが、長さの違いに面白さを見出し、どんどん組み合わせて遊ぶ😍ようになりました。小さなレンガブロック積み木では、建物を二つ作っても、それを繋ぐことはできませんでした。しかし、長い積み木が加わることで、空中回廊を作ることができました。また、エジプトのアブシンベル神殿のような形の建物ができたり、近くの筥崎宮の鳥居を真似して作ったり、キャンプファイヤーの槇のように組み合わせたりと、今までには作ることも考えることもなかったいろいろな形のものを、👫子どもたちは自ら作るようになりました。そして、自分が遊ぶことだけで満足していた子どもたちが、お友だちが作ったものをよく見たり😀、どのようにして作ったのかを聞いたり🙂、同じ形を作ろうとしたり🤔、それ面白い形だねと褒める😘ようにもなりました。今は、預かり保育に来ている年長組👦🏻👧🏻が、いろいろな形を作ることに💓熱心に取り組んでいます。そして、小さなレンガブロック積み木の遊び方にも💞変化が起こり、スペインのガウディが創ったアパートのような建物を作る子どもも出てきました。

新しいことが良いからと言ってすべて乗り換えるのではなく、今まであるものの良さ💘を認め、そのうえで新しいものを取り入れていくこと❣の大切さを、今、子どもたちが証明🎉しています。

ページェントごっこ

2017年12月24日

私たちの東福岡幼稚園は、キリスト教の教会付属の幼稚園です。日頃から、讃美歌を歌い、お祈りをして、子どもたちもキリスト教に親しんでいます。キリスト教保育をしている幼稚園で、一年で一番大切な行事は、もちろんクリスマスです。クリスマスは、イエス・キリストがお生まれになられたことを、みんなでお祝いする行事です。それで、毎年12月には、子どもたちは『クリスマス礼拝』をして、全園児でページェントをします。ページェントとは、イエス・キリストが生まれた時のことを劇にしたものです。

子どもたちは、イエスのお母さんのマリア、お父さんのヨセフ、マリアにキリストが生まれることを伝えた天使ガブリエル、野原で夜を過ごしていた羊飼いや羊、羊飼いにイエスが生まれることを知らせた天使、博士にイエスが生まれることを知らせた星、3人の博士たちなど、全園児がいろいろな役になります。どの役も子どもたちが自分で選ぶのですが、一つの学年しかできない役や、また、役によっては人数制限があり、第二希望の役になることもあります。しかし、子どもたちは、それぞれ自分の役に、やりがいや面白さや楽しさを見出し、『クリスマス礼拝』のころには、自分の役が大好きになっています。『クリスマス礼拝』当日は、園児たちの保護者や来賓の方々も参加され、子どもたちは少し緊張しながらも楽しんでページェントを演じます。しかし、『クリスマス礼拝』は、幼稚園で計画された行事・・・子どもたちは、今年は何の役をしようかと楽しみにはしているのですが、「ことしもページェントがしたいです」と子どもたちが自主的に計画する行事ではありません。

では、子どもたちは楽しんではいるものの、やはりやらされているだけで、このページェントが終わってしまうのでしょうか? 子どもたちの様子を見ていると、決してそうではないことがよくわかります。たとえば、トイレに行きながら鼻歌で自分の役の歌を歌ったり、園庭に出るために友達と一緒に靴をはき替えながら、他の役の歌を歌ったり、おままごとの最中に一人の子どもが振り付きの歌を歌いだすと、近くにいた子どもがそれを真似して一緒に振り付きで歌い、ふたりでにこにこしながら何度も繰り返していたり、そのような様子がよく見られるようになります。時には、年齢の高い子どもたちは、勝手に替え歌を作ってゲラゲラ歌いながら楽しんでいることもあります。そして、2学期の終園式の日には、どの役も人数に関係なくしてみたい子どもがみんなして良いという『ページェントごっこ』をしています。クリスマス礼拝と同じ役を希望する子どももいれば、他の学年がしていた役になり、歌も台詞もとても正確に再現する子どももいます。今年の終園式のページェントごっこでは、マリアの役に6人がなりました。年長組が1人、年中組が1人、残りの4人は年少組でした。マリア役は、年長組しかできない役だったので、あこがれていたのかもしれません。マリアになった年長組の子どもが「マリアの家族。家族が増えた」と言って喜びました。

日常の生活の中に、遊びの中に、ページェントの歌や台詞が自然に出てくることは、子どもたちの中でページェントはすでに、させられたものではなく、《遊び》として位置づけられたことになると私は考えます。

 

今年も、ある子どもたちが、勝手に替え歌を歌って遊んでいました。私は、いつも、どの子どもがどのような替え歌を作るのか、とても楽しみにしています。だって、替え歌を作ることができるのは、その歌の歌詞や内容を、正しく理解していないとできない作業なのですから。友だちのまねをして、同じように替え歌を作った子どもがいましたが「は~? それへんじゃない? いみわからん」と他の子どもからひんしゅくをかっていました。

 

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