あそびとおもちゃ

過去ログ

遊びの種は、すぐそばに

2026年2月27日

おもちゃインストラクターのAです。

私は預かり保育を担当しています。預かりの時間は、保育後のひととき。たっぷり遊び、たくさん頑張った子どもたちが、お迎えまでの時間、それぞれのペースでゲームや工作をしたり、おしゃべりをしたりしながら、ゆったりと過ごしています😌

子どもは、いつも元気いっぱいとは限りません。昨日夢中になっていた遊びが、今日はなんだか違う。「遊びたい」気持ちもあるけれど、「ちょっとボーっとしたい」気持ちもある。そんな日もあります。

 

ある日の年長Aちゃんは、まさにそんな感じ。昨日楽しく遊んだおもちゃは、今日は気分じゃないようでした。

そこで迎えた工作の時間。保育者が使っていた小さな鉛筆削りに、Aちゃんが目を留めました。くるくると削れていく色鉛筆。するすると長く伸びていく、色とりどりの削りかすに興味津々。「Aちゃんもやってみる?」その一言から、遊びが始まりました。どこまで長く削れるか挑戦したり、くるんとした形を並べてみたり。削りかすのさわりごこちも楽しんでいました。「ごはんにかけたらおいしそう!」と想像も広がります。

鉛筆削りは、本来“削るための道具”です。でもAちゃんにとっては、それが立派な“遊びの種”になりました。

 

そんなもうすぐ一年生になるAちゃんに、今度は手で回すタイプの鉛筆削りも用意してみました。削りかすが下の箱にたまっていく様子を見て、「ちりめんじゃこみたい!」と目を輝かせます。気づけば、預かり保育の色鉛筆はすべて削り終えてしまいました。「もう終わり?まだやりたいなあ」と少し残念そうでした。

そこで、年長クラスの色鉛筆もお願いすることに。その様子を見ていたBちゃんも「私もやりたい!」と仲間入りです。先をぴかぴかに尖らせることにこだわるAちゃん、削ること自体が楽しいBちゃん。「ここまでやったからよろしく」「仕上げは任せて」自然と役割分担が生まれ、2人でなんと5セット、120本も削ってくれました。

ただ“削る”という単純な動作。けれどそこには、繰り返す楽しさ・感触のおもしろさ・想像の広がり・友だちとの協働・やり切った達成感など、たくさんの学びと喜びが詰まっていました。お迎えに来た保護者の方に「これ買ってほしい!」とお願いするほど、夢中になったAちゃんでした。

 

子どもは、いつも元気いっぱいとは限りません。疲れている日もあれば、うまくいかずにがっかりする日もあります。けれど、その時々の気持ちに寄り添いながら、ほんの少し環境や方法を変えてみる。それだけで、「なんだか楽しい」という瞬間に出会えることがあります。何気ない日常の中にも、遊びの種はたくさん隠れています。「やりましょう」と言われるのではなく、子ども自身が「おもしろい!」「もっとやりたい!」にたどり着くこと。その小さな積み重ねが、自信となり、成長へとつながっていくのだと、あらためて感じた一日でした😊🍀

未就園児親子クラスでの出来事

2026年1月28日

先日の未就園児親子クラスでの出来事でした。

幼稚園の未就園児親子クラスには、木の穴の中に隠れている「虫」を木の棒を使って引っ張り出す「ひっつき虫」と言う木製のおもちゃがあります。このおもちゃは、子どもたちに大変人気のあるおもちゃです。

その日2歳児A君は、そのおもちゃの虫を棒を使って全部引っ張り出して遊んでいました。そした保護者はその虫を指で穴の中に入れました。その後もA君はそのおもちゃで遊び続けました。虫を全部引っ張り出した時、A君に保育士が「A君、虫さんを穴の中に戻してね」と声をかけ、しばらく保護者と一緒に見守っていました。するとA君は、自分の指で虫を掴んで穴の中に全部戻したのです。その場にいた保護者も他の保育士も、みんなで「上手にできたね」とほめると、A君はとてもうれしそうな表情をしました。

それから1週間後も、A君は同じように「ひっつき虫」で遊び、自分で穴の中に虫を戻しました。

実は1ヶ月前の12月にも同じようなシチュエーションがありました。A君がそのおもちゃで遊んでいる時、棒を使って虫を引っ張り出すのは何度もするのに、保育士や保護者が戻すように促しても、とても嫌がってしなかったのです。

12月のA君が嫌がってしなかった本当の理由は私にはわかりませんが、今回はこちらの思いも受け入れてくれたのは確かなことです。周りの大人から褒められたことで「こんなふうにすると、褒められてうれしいな。これからもしてみようかな。」とA君が思ってくれたことは、大変うれしいことでした。

子どもたちは、遊ぶことでどんどん成長していきます。周りの大人が子どもたちの様子を見守り、子どもたちの成長をいつも喜びあっていきたいものですね。

みんなで作るクーゲルバーン

2026年1月23日

おもちゃインストラクターのKです🌼

年長ひかり組の子どもたちは、クーゲルバーンが大好きです💖クーゲルバーンとは、積み木やレールを組み合わせたコースにビー玉を転がし、その動きを楽しむ木製のおもちゃです。

それぞれが自由にパーツを選び、自分だけの小さなコースを作ることを楽しむ子どもたちでしたが、次第に遊び方が大きく変わっていきました。みんなで一つの大きなコースを作りたいという気持ちが生まれたのです✨どのパーツをどこに置くか、ビー玉をどの順番で転がすのか等、みんなで話し合いながら遊ぶようになりました🍀

ところが、「ここはこうしたい!」と自分の考えを主張する声や「でも私はこう思う!」と反対の意見がぶつかり合い、遊びの雰囲気がピリピリすることもありました。繰り返し話し合いを続けるうちに「そのアイデア、いいね!」とお互いの意見を認め合ったり、「これはどう?」と妥協点を見つけたりする姿が増えていきました😊一人ひとりが“どうしたらみんなで楽しく遊べるかな?”と考える気持ちが少しずつ芽生えてきたように感じられます。

こうしてみんなのアイデアを一つにまとめ、大きなクーゲルバーンが完成しました❤子どもたちはとても喜び、ビー玉が転がる様子に目を輝かせながら、何度も繰り返して遊んでいました。

このクーゲルバーンを通した遊びの中で、子どもたちは遊びの楽しさ以外にも 自分の意見を伝える力・相手の意見を聞き、受け入れる力・みんなで一緒にひとつのものを作り上げる協調性を少しずつ学んでいます🌿

たまには小さなすれ違いもあるけれど、お友だちと気持ちを合わせることで成長していく姿はとても頼もしく感じます。これからも子どもたちが学び合い、助け合う力を育んでいけるように見守っていけたらと思います🌸

お友だちと一緒に

2025年11月26日

おもちゃインストラクターのMです⭐

ひがしふくおか幼稚園には、たくさんのおもちゃがありますが、その中でもほし組の子どもたちは、「バランスタワー(アントン・シーマー社)」で遊ぶことが大好きです👦👧

ルールは簡単で、順番にサイコロで出た色のブロックを抜き、上に積み上げていき、タワーを倒した人が負けという、ジェンガに似た遊びです。ブロックを抜くときの力加減や、倒れないようにバランス等を考えながら行うため、大人の私も集中して、子どもたちと一緒に遊んでしまいます😂

 

面白いことに、遊び始めた頃と現在では、ブロックの取り方が変化しています。遊び始めた頃は、真ん中のブロックを取る子がほとんどだったのですが、端のブロックから取る方が面白いんじゃないか?という声から、現在は端のブロックから取る子が増えました。

また、お友だちに協力する声掛けが多いのも素敵だと感じる、子どもたちの姿です💙大人の私が友達とバランスタワーをすると、「これを取ったら(倒れるから)いいんじゃない?」と、きっと相手が不利になる言葉を掛けると思います。しかし、子どもたちは、「このブロックは簡単に取れそうだよ!」、「今バランスタワーしてるから、周りのお友だちは静かに歩いてね!」等、お友だちと協力して遊ぼうとする言葉掛けが、とても多いです💞勝ち負けはありますが、敵ではなく、一緒に遊ぶお友だちと認識しているのだと思います☺遊びの中で、集中力や指先の力加減だけでなく、お友だちと協力すること、コミュニケーション等も学んでいるのだなあと感じます🌱

ドミノ倒しのように並べて遊んだり、積み木のように構成遊びを楽しんだり…と、多様な遊び方で遊べるのも、子どもたちがバランスタワーが好きな魅力の一つなのかもしれません。

 

遊びの中に、子どもたちの学びはたくさん詰まっています。たくさん遊んで、たくさん学んで、大きく成長する姿を、これからも見守っていきたいと思います😊✨

 

ぬいぐるみの魅力

2025年10月22日

幼稚園のお人形たちがだいぶ古くなったので数年前からちょっとずつですが、

保護者会からのクリスマスプレゼント🎄でいただいたり、買い足したりしてきました🐻

 

新しいおにんぎょうに、子ども達は「わぁっ😆✨✨」と喜び

すぐにぎゅっと抱きしめて、甲斐甲斐しくお世話をしていました。

古いお人形はもう寿命かなぁ・・・😢と、

ちょっぴり胸を痛めつつ子ども達の姿をよく見ていると

実は、古いお人形の中にお気に入りがいる子もいて、

自由遊びの時間に、必ず自分の“大切な一体”を持ってきて愛してくれています🐭💓

 

先日、卒園生のA君👦のお母さんとぬいぐるみの話になり(ぬいぐるみが大好きな子でした)

「小学生になった今も、抱きしめて寝ていますよ。」とおっしゃられて、ほほえましく思いました。

またある時は、登園時に車の中で大切そうににぎりしめていたBちゃん👧が

「生まれた時からのお気に入りです。」と話してくれたりもしました。

 

家の娘も、たくさんある中で、特別に気に入っているぬいぐるみがあります。

ドイツ生まれ🇩🇪のテディベア🐻で抱き心地もよく、寝る時もお風呂も(たまに😅)一緒です。

 

 

 

 

子ども達が愛情をこめて、ぬいぐるみのお世話をしてくれる姿を見ると、

ぬいぐるみは、子ども達の心に寄り添って癒しを与えてくれたり安心させてくれると同時に

想像力をも刺激し、様々なごっこ遊びを展開させてくれる存在でもあることを実感します。

そして、子ども達の心の育ちを、支えてくれているんだなぁ。としみじみと思います🍀💭

みなさんもお気に入りの一体はありますか?

 

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