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遊びの中で、リスクを経験することの意味【part2】
『遊びの中で、リスクを経験することの意味【part1】』の👹鬼ごっこの話の続きです。
私は、👧鬼役になった子どものショックも十分理解できましたし、また👫鬼役以外の子どもたちの「だってじゃんけんに負けたのだから,それを受け入れるしかないでしょう」の思いも十分にわかりました。でも、👧鬼役に決まった子どもに対しては「お家では自分の思い通りになることがたくさんあるかもしれないけれど、社会の中では、そうとは限らないよ。自分で自分の気持ちをコントロールできる人に育ってほしいな」との願いがありました。また👫鬼役以外の子どもたちに対しては「単純に鬼役を代わってあげることが、優しさではないよ。👧あの子がどのように変化するのか見守っていてあげてね。そして、👧あの子の存在を認め、大切にしてあげてね」との思いがありました。
人は、😀嬉しいこと、😊楽しいこと、😍自分にとって良いことは、このままずっと永遠に続くことを願い、その反対に😒苦しいこと、😖嫌なこと、🤬どうしても耐えられないことは、今すぐにでも無くなってしまえばと良いと思うことでしょう。しかし、😒苦しいことや😖嫌なことでも、⏱タイムリミットがわかっていれば、😬もう少し頑張ってみようと思うこともあるかもしれません。という考えから、私は👧鬼役になった子どもに「今から私(先生)が100を数えるけれど、100までだったら鬼役できる? その後私(先生)が鬼役するけれど、それでいい?」と問いかけました。すると、👧その子どもは急に表情が変化し「うん」と言い、自分で立ち上がり、走り出しました。急に👧鬼役が元気になり追いかけてきたのですから、👫周りの子どもたちはビックリ!!! 私は、みんなに聞こえるように大きな声で100を数え、👧鬼役の子どもは一生懸命に鬼の役を務めました。100を数え終わったとき、👧鬼役の子どもはどのような表情をしていたと思いますか? 目標を達成し、まさにやり遂げたというさわやかな☺満面の笑顔でした!
子どもがわがままを言った時、駄々をこねた時、その子どもだけにしか通用しない自分なりのルールを無理に押しとおそうとした時、周りの大人は😰本当に困ってしまいますね・・・ このような時、皆さんはどのようになさっていらっしゃいますか?
この話の続きは、『遊びの中で、リスクを経験することの意味【part3】』で一緒に考えてみましょう。
遊びの中で、リスクを経験することの意味(part1)
先日、👫4歳児の子どもたちと👹鬼ごっこを始めた時のことです。鬼を決めるために、👫子どもたちは集まってじゃんけんをしました。👧一人の子どもがじゃんけんに負けて鬼になりました。👧じゃんけんに負けた子どもは鬼になるのは嫌だと言い、🤬駄々をこねてその場に座り込んでしまいました。👫他の子どもは👧鬼に捕まらないようにと遠くへ逃げ、「さあはじまるよ!!」と期待していたのですが、いつまでたっても👧鬼は追いかけてきません。そして、👧鬼役の子どもは全く鬼役をしていないのにもかかわらず、😲「鬼がわりー!」と叫び、誰かに鬼を代わってもらおうとしていました。👹鬼ごっこを始めるときには、何らかの方法で最初の鬼役を決めることになります。鬼決めの方法はどうであれ、自分も鬼になるかもしれないというリスクを背負って👹鬼ごっこに参加しているはずです。
今回👫子どもたちが始めようとしていたのは👹「氷鬼」という鬼ごっこで、この遊びは誰かに鬼を代わってもらうまで、一人がずっと鬼役を続けなければなりません。👧最初に鬼役になった子どもは、この遊びのルールを正しく理解していたので、鬼役に決まったとたんに「私の人生、お先真っ暗・・・ 人生の暗闇に真っ逆さま! もう無理・・・」と思ってしまったのでしょう。
もし、皆さんがこの場に出くわしたとしたら、👧鬼役になった子どもや、また👫周りの子どもにどのようにかかわるでしょう? 一緒に考えてみませんか? テストの答えのように「これが正解!」という答えは、本当はないと思います。それは、👧👫どの子どもの立場に立って考えるかにより、答えは違ってくると思うからです。
この続きは、【遊びの中で、リスクを経験することの意味(part2)】で、お話しすることにしましょう。
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