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わたし できるの!(たか~いとことから ピョ~ン)part4

2021年5月30日

『わたし できるの!(たか~いとことから ピョ~ン)part3』の続きです。

今回は、👫子どもたちから「せんせい、みて!みて!」と言われたときに、👩私がいままで経験したり試してみたりした方法をご紹介しましょう。

幼稚園で、👫満3歳児や3歳児の子どもたち数名がやっとケンケンができるようになり、それがとっても嬉しくて毎日というよりも、👩私の顔を見るたびに繰り返し「みて!みて!」と要求する時期がありました。実際、5月末の今も、要求するメンバーは変わってもまったく同じ毎日です。

少し時間に余裕があったある日、👩私は👫そのこどもたちに「何回見てほしいの?」と聞くと、👫子どもたちは「100かい!」と答えました。「いいよ。今日は100回見せてね」と言い、👩私もちょうどよい観察の機会を得たと思い、👫その子どもたちの心身の発達の様子や体全体のバランス、手足の細かい動き、表情などを🙄じっくり見ることにしました。👫子どもたちは見てもらえるチャンスを得たとばかりに喜び、はりきってケンケンを始めました。しかし、やっとケンケンができるようになった👫子どもたちです。ケンケンがやっと2~3回続くか続かないときでした。👩私はとっても真面目に👫その子どもたちのケンケンの回数を数えました。が、なかなか100回には至りません。そのうち、👫子どもたちは足が疲れてきたようで、「😳きつくなった・・・」と言いました。👩私が「まだ100回になっていないよ」というと、「😧もう、いい」と言い、去って行きました。👩私は「また明日見せてね」と約束をしました。

👦🏻👧🏻お子さんが、「みて!みて!」と繰り返し要求するとき、大人にしてみると「😠一体何回見れば気が済むの・・・」とちょっと困ってしまうこともあるかもしれませんね。もし、少しでも時間があるときには、👦🏻👧🏻お子さん自身に見てほしい回数を決めさせ、その約束の回数分見ながら、👦🏻👧🏻お子さんの様子をじっくり観察し、「今の方法は、さっきのより良かったよ!」とか、「こんなに難しいこともできるようになったんだね!」とか、ほんの少しでも💞良いところや頑張っている姿をほめてあげるのは、いかがでしょうか。きっと、👦🏻👧🏻お子さんも1回1回自分なりに考えながら、試しながら、見てもらえる喜びと緊張の中で、自分のできる最大限のことを表現しているのではないでしょうか。もし、👦🏻👧🏻お子さんがうまくできなかったり失敗したときには、「これがうまくできていない」とマイナスの評価をするよりも、「💗ちょっと、おしかった~。もう一回してみる?」とチャンス与える言葉が大切ではないでしょうか。

👫子どもたちが「みて!みて!」と要求してきたのですが、どうしても忙しくて時間が十分に取れないとき、👩私は👫子どもの年齢、例えば「A子ちゃんは今何歳なの?」と質問し、子どもが「3さい」と答えたら、「そうなんだ。A子ちゃんは3歳なんだね。もう、3歳のお姉さんになったんだね。じゃあ、今日は3歳のお姉さんの3回見せてね」ということにしています。約束の3回が終わっても、子どもたちは予想通り「もっともっと!」と要求してくるのが現実です。👩私は「でもね・・・ 私ももっとたくさん見たいのだけど、もし今日いっぱいみたら、A子ちゃんがもっともっともっと大きくなって、100回見たらA子ちゃんが100歳のおばあさんになってしまうかもしれないの・・・ そうなってしまったら、私とっても悲しくなってしまうの。どうしよう・・・ 100回まで見てもいい?」と子どもに話してみました。すると子どもは、しばらく考えて、「あとでいい」と答えました。👩私は、「明日、また3回見せてね。そして、その次の日も、その次の日も、ずっと3回見せてね」と言い、👫子どもが要求する限り、できるだけその3回を実行してみました。毎日数回ならば、大人の負担も少しは軽減されるのではないでしょうか?

👫子どもたちが「みて!みて!」と要求する時期は、その子どもの心や体や能力が大きく成長する時期だと思います。だから、「今のぼく・わたしをみのがさないで!」「ぼく・わたしはこんなにもがんばっているんだよ」「ぼく・わたしはこんなにすごいんだよ」と👫子どもたちは訴え、自信をつけていっているのだと思います。大人にしてみると「エ? また・・・」そう思うのは当然でしょう。でも、もしかしたら❣一生に1回のチャンス❣かもしれません。今だけ、ちょっとだけ、👦🏻👧🏻お子さんの「みて!みて!」に付き合ってみることも大切なのではないでしょうか?

 

 

 

 

わたし できるの!(たか~いところから ピョ~ン)part3

2021年5月21日

『わたし できるの!(たか~いところから ピョ~ン)part2』の続きです。

それでは、👫子どもは🤔なぜ、何度も同じことを飽きることなく繰り返して行うことがあるのでしょうか? 一見、👫子どもは全く同じことをただ単に繰り返しているように見えますが、実は👫子どもなりに😃「ああしてみよう」🙄「こうしたらもっとうまくできるかな?」とか、また😊「さっきの方法はうまくいったから、もう一度同じ方法でしてみよう」など1回1回多くのことを考え、試しているのだと思います。そしてその👫子どもなりに、自分の身体や考えに一番合う方法を😍見つけようとしているのだと考えられます。

物事には、特に技術を必要とすることには🍀『正しい方法』というものがあることは確かです。しかし、👶👦🏻👧🏻乳幼児の時にはその🍀『正しい方法』を最初から👦👩大人が必死になって教え込むのではなく、まず👫子ども自身が自分なりの方法で、自らいろいろ試して🙁「こんな感じなんだ」という感覚を掴んでいくことが大切なのではないでしょうか? 「自分で試す」ということは「自分で考える」「自分で何度も検証してみる」「自分なりに応用する」という経験が伴ってきます。それはまるで🔍科学者のよう!! その後、その👫子どもにとって🍀『正しい方法』を学ぶべき時期が来た時には、その👫子どもはそれまでの自分なりの多くの経験を活かし、💖「なぜ、大人から教えてもらったその方法が理にかなっているのか」というところまで深く考えることができるのかもしれません。

👫子どもがよく「見て!見て!」と何度も何度も同じことを見てほしいと要求することがありますが、それは、自分なりにいろいろ試してみて、いろいろな方法を思いついたり、その結果がこうなんだと大好きな人に💞伝えているのではないでしょうか?

⏰次回『わたし できるの!(たか~いところから ピョ~ンpart4』では、👫子どもから「見て!見て!」と言われたときに、私が経験したことや試してみた方法をご紹介いたしましょう。

 

 

わたし できるの!(たか~いところから ピヨ~ン)part2

2021年5月12日

『わたし できるの!(たか~いとことから ピョ~ン)part1』の続きです。

👫子どもたちが👨👩大人と同じことをする時、なぜ👨👩大人とは異なる💗動作や方法で行うのか? これは、単純に👨👩大人と👫子どもの身体の発達や大きさやバランスの違い、例えば一番よく解かるのは身身と比較したときの👨👩👶頭部の割合などがその原因だといえるでしょう。でも、ただそれだけの理由🤔なのでしょうか?

👩私は社会人になり、当時の職場の先輩に誘われて、あるスポーツを始めました。そのスポーツをしている時に、👩私はいつもインストラクターから重心のかけ方についての注意を受け、いまだにどうしてもうまくできません。ある時、同じスポーツをしている👫子どもの集団を見ました。なぜか👫子どもたちは、👩私がいつもダメ出しされているフォームで、上手に楽しんでいました。すぐに👩私は、インストラクターに「👫子どもたちは私の(ダメ出しされている)フォームと同じなのに、どうしてあんなに上手に動くことができるのですか?」と質問しました。するとインストラクターは「大人と👫子どもでは体の大きさもバランスも異なるからですよ。👫子どもたちは動き方を教える前から、🍀自然にあのようなフォームで動くのです。きっと自分たちであのフォームが一番安全だと思い、👀考えることなくあのフォームになるのでしょうね」とのことでした。大人と👫子どもの体の違いは、👩私もよく知っているはずなのですが、どうしてもっと深いところまで考えなかったのだろうと反省しました。しかし、👩私はインストラクターの話に💟疑問を感じました。

それではなぜ、👫子どもたちは💗独自の方法を考え、その方法を実行するのでしょうか? 本当に、👫子どもたちは🍀自然に、👀考えることなく、フォームを創り出しているのでしょうか?この続きは⏰次回、お話ししましょう。

 

わたし できるの!(たか~いところから ピョ~ン)part1

2021年5月2日

⛪4月に年少組から年中組に進級した👫子どもたちの数名は、「👧私は大きなお姉さんになったから、私は何でもできるようになったの!!!」と💖大きな自信を持ち、自らいろいろなことに取り組む姿が見られるようになりました。👩🏽私が最も🤪驚いたのは、太鼓橋や雲梯の最も高い位置に両手でぶら下がり、自分でタイミングを計りながら覚悟を決め、真下にピヨ~ンと飛び降りる姿です。その高さは、👩🏽私の身長より少し高い場所なので、155㎝くらいはあるのでしょうか。そして、尻もちをつかずに上手に着地をしています。

👩🏽大人の私は🎖🤸‍♂️オリンピックの体操選手のイメージからなのか、着地の方法は両足をきちんと揃えるのがかっこいいと思っていたのですが、👧この子どもたちは「キュア ナントカ!!」と言いながら、両足は前後にずらしたじゃんけんのチョキの形にし、両手は左右に水平に、または高低差を付け前後に伸ばしたポーズで着地をしています。(「キュア ナントカ」は、多分📺TVアニメのプリキュアの登場人物の中の名前だと思います。👧子どもたちはそれぞれお気に入りのキャラクターの名前を言っているのですが、残念ながら私にはよく聞き取ることができませんでした)そして、そのポーズで着地をするとほとんど失敗はなく、安全な安定した着地となるのです。なぜそのようなポーズでの着地を好んでするのか? また、いろいろポーズをつけることはかえって安定性を失うのではないかと思ったのですが、それは👩🏽私の勝手な思い込みのようでした。

なぜ、👧この子どもたちがそのような着地のポーズをわざわざしているのかの答えは、⏰次回お話ししましょう。

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