
ともに
おもちゃインストラクターのEです🍀
💜東福岡幼稚園はキリスト教保育を行っている幼稚園です。キリスト保育連盟が編纂したキリスト教保育指針を保育の基盤としています。そのキリスト教保育指針に、「遊び…共に育つ経験」であり、「遊びは自由で、自発的なものであり、遊ぶこと自体が目的であって、あらかじめ目的や成果が設定されているものではない。自分らしく遊ぶことをたっぷりと保障したい。」とあるように、キリスト教保育では「遊び」を大切にしています。
また、文部科学省が定めた幼稚園教育の基準である幼稚園教育要領というのがあります。
その幼稚園教育要領では、遊びから「知識及び技能の基礎」「思考力・判断力・表現力等の基礎」「学びに向かう人間性等」が育まれ、生涯に渡る生きる力の基礎を培っていく、とあります。
このように、「遊び」とは人間の発達にとって欠かせないものであり、大切なものであることがわかります。
これらのことを学び、キリスト教保育の幼稚園で幼稚園教育を担う者として、子どもの自発性を大切にした保育をすることを心にとめて日々保育をしています。
🧡私は前年度に年長ひかり組の担任をして、今年度は満3歳そら組・年少つき組の担任をしています。その中で、子ども達の遊びの中で「おもちゃ」に関して、気付いたことがあります。
年長ひかり組の子ども達は、最初から友達や保育者と「ともに」おもちゃで遊ぶ中で、遊びをつくりあげていきます。友達の遊びに「いれて」と言ったり、友達に「○○(おもちゃ)で遊ぼう。」と誘ったりと、自分から動いて周りの人と一緒におもちゃで遊ぶことが多くあります。それは今までの幼稚園生活の中で、子ども達自身が遊びたいと思ったおもちゃがあり、そのおもちゃを通して子ども達が友達と一緒に遊ぶ楽しさを感じてきたからだと思います。最初から友達との大きな円があるイメージです。
一方、満3歳そら組・年少つき組は、おもちゃで遊ぶ時に、最初は個々で遊んだり、保育者と遊んだりします。そのうちに友達がしていることが気になり、「いーれーて」と言って入り、そこから段々と友達と「ともに」遊ぶ輪が広がっていきます。徐々に友達との円が大きくなっていくイメージです。
このようにその年齢なりの在り方で、おもちゃを通して周りの人と「ともに」関係を築いていき、その積み重ねの中で子ども達は育っていきます。
❤私が各年度のキリスト教保育を行う上でいつも意識しているものとして、キリスト教保育連盟のその年の年主題があります。
2025年度のキリスト教保育連盟の年主題は「ともに」です。私は、この「ともに」は遊びを通しても実現されるものだと思います。子ども達は周りの人と「ともに」過ごしたり、友達と「ともに」遊んだりする中で、たくさんのことを経験します。その中で様々なことを学び、愛情を感じ、そこから自分や周りの人たちのことを大切にしていくことができます。
これからも子ども達が遊びとおもちゃを通して、「ともに」育っていくことができたらと思います✨🌙