ちいさなかわいいボランティア
2022年9月2日
私は、ある施設で時々、ボランティア活動をしています。そこは、子どもと大人が一緒に遊び、みんなで楽しむことができる施設です。先日、私はカプラ(松の木で作られたフランスの積み木)を何枚も何枚も積み重ねて、それを最後にバラバラに崩す遊びを、その施設に来ていた方々に
見ていただきました。
カプラの遊びが終わると、お片付けです。片付けを始めると、1歳くらいのかわいい赤ちゃんたちがカプラに
触ろうとすぐ近くにやってきました。
赤ちゃんたちは、私がカプラを箱に入れるのを見て、すぐにそのまねをし始めました。
赤ちゃんたちの保護者の皆さんも一緒に、カプラを箱に入れてくださいました。私も保護者の皆さんも、その
赤ちゃんたちのかわいい姿に思わず、「じょうず! じょうず!!」と
拍手をしました。すると
赤ちゃんたちも一緒に
笑顔で
拍手をしました。「じょうず! じょうず!!」と
拍手は、カプラがすべて箱に入るまで何度となく繰り返されました。そしてカプラの最後の1枚が箱に入ると、
赤ちゃんたちは箱の中を見て、
拍手をしながら一番ステキな
笑顔で保護者のもとへと帰っていきました。
この赤ちゃんたちは、単に片づけをお手伝いしたからみんなに褒められたわけではありません。みんなから「あなたがここに存在していることがすばらしい!あなたの存在が嬉しい!」と認められ、
赤ちゃんたちは、自分が行ったことをみんなに認められたことに
大きな喜びを感じていたのだと思います。
自分の存在を認められ、誰かにそのままの姿を受け入れてもらうことができる!! なんと幸せなことでしょう!! 人に認められることは、子どもでも
大人でも本当に嬉しいことであり、それが
「生きる力」となることは確かだと思いませんか?。