わたし できるの!(たか~いとことから ピョ~ン)part4
『わたし できるの!(たか~いとことから ピョ~ン)part3』の続きです。
今回は、👫子どもたちから「せんせい、みて!みて!」と言われたときに、👩私がいままで経験したり試してみたりした方法をご紹介しましょう。
幼稚園で、👫満3歳児や3歳児の子どもたち数名がやっとケンケンができるようになり、それがとっても嬉しくて毎日というよりも、👩私の顔を見るたびに繰り返し「みて!みて!」と要求する時期がありました。実際、5月末の今も、要求するメンバーは変わってもまったく同じ毎日です。
少し時間に余裕があったある日、👩私は👫そのこどもたちに「何回見てほしいの?」と聞くと、👫子どもたちは「100かい!」と答えました。「いいよ。今日は100回見せてね」と言い、👩私もちょうどよい観察の機会を得たと思い、👫その子どもたちの心身の発達の様子や体全体のバランス、手足の細かい動き、表情などを🙄じっくり見ることにしました。👫子どもたちは見てもらえるチャンスを得たとばかりに喜び、はりきってケンケンを始めました。しかし、やっとケンケンができるようになった👫子どもたちです。ケンケンがやっと2~3回続くか続かないときでした。👩私はとっても真面目に👫その子どもたちのケンケンの回数を数えました。が、なかなか100回には至りません。そのうち、👫子どもたちは足が疲れてきたようで、「😳きつくなった・・・」と言いました。👩私が「まだ100回になっていないよ」というと、「😧もう、いい」と言い、去って行きました。👩私は「また明日見せてね」と約束をしました。
👦🏻👧🏻お子さんが、「みて!みて!」と繰り返し要求するとき、大人にしてみると「😠一体何回見れば気が済むの・・・」とちょっと困ってしまうこともあるかもしれませんね。もし、少しでも時間があるときには、👦🏻👧🏻お子さん自身に見てほしい回数を決めさせ、その約束の回数分見ながら、👦🏻👧🏻お子さんの様子をじっくり観察し、「今の方法は、さっきのより良かったよ!」とか、「こんなに難しいこともできるようになったんだね!」とか、ほんの少しでも💞良いところや頑張っている姿をほめてあげるのは、いかがでしょうか。きっと、👦🏻👧🏻お子さんも1回1回自分なりに考えながら、試しながら、見てもらえる喜びと緊張の中で、自分のできる最大限のことを表現しているのではないでしょうか。もし、👦🏻👧🏻お子さんがうまくできなかったり失敗したときには、「これがうまくできていない」とマイナスの評価をするよりも、「💗ちょっと、おしかった~。もう一回してみる?」とチャンス与える言葉が大切ではないでしょうか。
👫子どもたちが「みて!みて!」と要求してきたのですが、どうしても忙しくて時間が十分に取れないとき、👩私は👫子どもの年齢、例えば「A子ちゃんは今何歳なの?」と質問し、子どもが「3さい」と答えたら、「そうなんだ。A子ちゃんは3歳なんだね。もう、3歳のお姉さんになったんだね。じゃあ、今日は3歳のお姉さんの3回見せてね」ということにしています。約束の3回が終わっても、子どもたちは予想通り「もっともっと!」と要求してくるのが現実です。👩私は「でもね・・・ 私ももっとたくさん見たいのだけど、もし今日いっぱいみたら、A子ちゃんがもっともっともっと大きくなって、100回見たらA子ちゃんが100歳のおばあさんになってしまうかもしれないの・・・ そうなってしまったら、私とっても悲しくなってしまうの。どうしよう・・・ 100回まで見てもいい?」と子どもに話してみました。すると子どもは、しばらく考えて、「あとでいい」と答えました。👩私は、「明日、また3回見せてね。そして、その次の日も、その次の日も、ずっと3回見せてね」と言い、👫子どもが要求する限り、できるだけその3回を実行してみました。毎日数回ならば、大人の負担も少しは軽減されるのではないでしょうか?
👫子どもたちが「みて!みて!」と要求する時期は、その子どもの心や体や能力が大きく成長する時期だと思います。だから、「今のぼく・わたしをみのがさないで!」「ぼく・わたしはこんなにもがんばっているんだよ」「ぼく・わたしはこんなにすごいんだよ」と👫子どもたちは訴え、自信をつけていっているのだと思います。大人にしてみると「エ? また・・・」そう思うのは当然でしょう。でも、もしかしたら❣一生に1回のチャンス❣かもしれません。今だけ、ちょっとだけ、👦🏻👧🏻お子さんの「みて!みて!」に付き合ってみることも大切なのではないでしょうか?