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あそびとおもちゃ

体を大きく動かす外遊びの効果かな?

2020年2月23日

満3歳児と年少組の子どもたちは、入園してしばらくは、朝や昼食後の自由遊びの時に室内遊びを好んでいましたが、今では、園庭の固定遊具や砂遊び、鬼ごっこなどの遊びに興味を持ち、多くの子どもたちが園庭で遊ぶことを好むようになってきました。しかし、室内での遊びの方が好きで、誘えば園庭での遊びにも参加するのですが、自ら園庭の遊びにはあまり参加しない子どももいます。自由遊びの時間なので、遊ぶ場所や遊びの種類は全て自由です。

先日、この子どもたち全員で体育用具(マット・鉄棒・平均台・跳び箱)を使った遊びをしました。体育用具を使うといっても、体操選手のような技術を伝えるのではなく、両手をまっすぐ上に伸ばして両足ジャンプをしながらマットの上を進んでみたり、鉄棒にぶら下がり膝を曲げ体をブランコのように前後に揺らしたり、自分が一番歩きやすい方法で平均台を歩いたり、跳び箱の上からジャンプしたり・・・ どれも、方法は簡単ではあるのですが、自分で自分の体がどのように動くのかをイメージして、そして自分の体ををうまくコントロールしなければいけない遊びです。もちろん、それらの遊びをしているときに自分の体や動きを確認するための鏡はありません。自分では見ることができない自分の体や動きを、想像しながら動くのです。わたしたち大人は何も考えずに、当たり前に体を動かしているのですが、でも、良く考えてみると、いろいろ体の部分を同時に動かしてコントロールすることって、ものすごく大変ですごいことなのではないかと思うのです!

もちろん、少ない人数の子どもたちから受けた印象なのですが、園庭での遊びを好み、走ったり、登ったり、ぶら下がったり、跳んだり、飛び降りたり、重たい物を運んだり、砂を掘ったり積んだり、また、年上の子どもたちがしている遊びを見たり、時には自分なりにまねしてみたり、いろいろな動きを経験してきた子どもたちの方が、自分の体のコントロールをすることが少しうまくできているように見えました。今は室内遊びを好んでいる子どもたちにも、感染症の危険が無く、空気が汚れていない日には、園庭で遊ぶ楽しさを伝え、いろいろな遊びに親しむチャンスを作ろうと思っています。本当に狭い狭い園庭ですが、体をたくさん動かして遊ぶことって、やっぱりとても切なことなのだと、子どもたちの姿から学びました。

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