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あそびとおもちゃ

園庭があること

2019年5月24日

先日から、安全な場所にいたはずの保育園の子どもたちが、交通事故に会うという、とてもショックなニュースが伝えられています。園児たちが逸脱した行動をとったわけでもなく、保育者が危険な保育をしたわけでもなく、ただただ、車の運転者のミスによることが原因でした。

私たちの東福岡幼稚園は、住宅街の中にある小さな幼稚園です。園庭がとても狭いので、実は私は、この園庭がもう少し広ければ良いのになと、いつも思っていました。実際、自由遊びの時に、年長組の子どもたちがドッチボールをしたいと希望すれば、縦長の狭い場所を使用するか、または、砂遊びをしている子どもたちに遠慮してもらい、場所を移動するという方法しかないからです。鬼ごっこをして走り回ることもできますが、その時も同様、砂遊びと鬼ごっこの空間を仕切り、どちらの空間も狭くなってしまうこともあります。それで、私は「もう少し広い園庭だったら、もっともっといろいろな遊びが自由にできるのになあ」といつも思っていたのです。

しかし、今回ニュースで伝えられた交通事故を考えると、「狭くても、全て砂場の園庭があって、本当に良かった!!」と心から思い直したのです。道路に直接面した園庭ではないので、いつも子どもたちが遊んでいる空間は、車が突っ込んでくる危険性はとても低く、そして、何よりも、園庭全体が砂場なので、どこでも砂遊びができ、水も豊富に使うことができ、保育室からすぐに裸足で園庭に出ることだってできる・・・ よくよく考えてみると、本当に素敵な園庭だったのです!! でも、ちょっと狭いのですが・・・ 砂場での遊びには、とても大切な要素がたくさんあり、教育的意義も大きいと言う砂遊びの研究もなされています。狭くても、安全で素敵な園庭があることに、改めて感謝しました。

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