過去ログ
たのしいね!おんなじ気持ちだね!!
私たちの幼稚園には、日本以外の国籍の子ども👫や、ハーフの子ども🤠が在籍することがよくあります。ここ数年は、国際色豊かで、冬に計画する『せかいりょこうごっこ』では、その子どもたち👫の保護者🙎に講師をお願いして、いろいろな国のことを、幼稚園の子どもたち👯にわかりやすく伝えていただいています。
その子どもたち👫の中には、日本語がまだよく理解できない子どももいます。保育者👩やお友だち👯が日本語で話す時、その言葉はなんとなく理解できるものの、保育者👩や周りのお友だち👯の行動を見て、それを真似する時もあります。お互いの言葉がなかなか通じないからと言って、その子どもたち👫と一緒に楽しく遊ぶことができないわけではありません。
例え、言葉で伝えあうことができなくても、一緒におんなじ気持ちになって遊ぶことはできるのです。このような時に、お助けマンとなるのは良質なおもちゃなのです!! 特に、偶然性のアナログのゲームが、一番のコミュニケーションツールとなるのです。
もし自分が、言葉も文化も何もかも全く異なる国に行ったとしたらとても不安でたまらない😂はずです。そのような時に、親切な誰かが、言葉が通じなくても一緒に遊ぶことができる遊びに誘ってくれて、その遊びの時間が自分にとってとても楽しい😊時間になったとしたら、その人を通じて一緒に遊んだ人やその国にに親近感😍を持ち、これからはその人を頼りにして、ここで生活していこう😐と思うのではないでしょうか?
私が、一番シンプルで、一番ルールがわかりやすいと思うおもちゃは、『ステッキー』と言うおもちゃです。赤・青・黄の三色の色がついたサイコロを順番に振り、サイコロと同じ色のスティック(棒)を、引くというゲームです。これなら、例え言葉が全く通じなくても、大丈夫!!
先日、まだ日本語をほんの少ししか話すことができない子ども😃と、初めてこのゲームをしてみました。その子ども😃は、すぐにルールを理解し、何度も何度もそのゲームを楽しみました。幼稚園に入園して、初めて不安のない、本当に楽しい時間を過ごせたのかもしれません。
しかし、忘れてはならないコツが一つあります。初めてゲームをする時は、子どもの年齢が低いほど、保育者👩または大人とその子ども🧒が、1対1ですることです。なぜなら、もし、他にそのゲームをすでに経験したことがある子どもが一人でもいると、その子どものペースになってしまい、初めてする子ども🧒は、そのゲームをその子どものペースで十分に楽しむことができないからです。もし、経験したことがある子どもがどうしても一緒にしたいと言った時には、私は「このゲームが一度終わったら、すぐに入れてあげる」と約束します。そして、その約束は必ず守ります。
さて、わたしとゲームを楽しんだ子ども😃は、その後どのように過ごしているかと言いますと、他の子どもたち👯と同様に、毎日いろいろな遊びを積極的に楽しみ、わたしにとても親しみを感じている様です。まだまだ、園生活のいろいろな場面でのその子ども😃の不安は尽きないと思いますが、一緒に遊んで、一緒に楽しんで、おんなじ気持ちになったことで、そも子どもは、幼稚園を好きになり、以前よりも安心して過ごせる場所だと感じていることでしょう。今度は、他の子どもたちも誘って、『My first 果樹園』のゲームをしてみようかと考えています。そうすれば、他のお友だち👯との心の距離も、もっともっと、縮まることでしょう。
かがくじっけん?
💥お天気の良い日、👫子どもたちは喜んで園庭に出て、いろいろな遊びを😀楽しんでいます。👫年長組の子どもたちは、4月・5月に入園した新しいお友だちも一緒に「鬼ごっこ」や山作りなどの「砂遊び」、👫年中組の子どもたちは、ボールを転がして上手にキャッチできるかどうかを楽しむ自分たちで考案したボール遊び、年長組の遊びに参加して「鬼ごっこ」、「砂遊び」など、そして、👫満3歳と年少組は、「砂遊び」です。
💥気温が高く、とてもお天気の良い日は、砂遊びに水が加わります。砂に水を混ぜ、お団子やハンバーグ、カレー、ケーキ、プリン、コーヒーやジュースなど、いろいろなものを作り、お友だちや保育者に「どうぞ」とふるまいます。砂山を作った子どもたちは、山の上から水を流し、水の行方を楽しんだり、ダムのように水をためて、その水がどのようになるのかを、何度も水を流して観察しています。
👫多くの子どもたちがその様な遊びをしていたある日、🙅A子ちゃんは、小さなバケツの中に水をいっぱい入れ、バケツの前にしゃがみ、じっと何かを見つめていました。🙅A子ちゃんは、小さな砂粒や貝殻や石、木から落ちたスモモの小さな実などを一つずつ水に入れていました。そしてとても小さな声で、「沈む」「沈まない」とつぶやいていました。これは、私たち保育者が教えた遊びではありません。もしかすると🙅A子ちゃんが、彼女自身で新しい遊びを発見したのかもしれませんし、以前に誰かと一緒に、また、誰かがしていた遊びを思い出して、再現していたのかもしれません。どちらにしても、🙅彼女が「沈む」「沈まない」と言う言葉を知っていたことが、何よりの驚きでした。🙅彼女が選んだ石の中に、園芸用の底石に使う軽石が含まれていました。同じように見える石でも、すぐに沈む物と浮くものがあることに、🙅A子ちゃんは気づき、「どうしてかな?」と疑問を持ちました。軽石を指で水にギュッと押しこめてもすぐに浮いてくるので、その現象にも不思議さと面白さを感じていたようでした。また、小さなスモモの実は、一度水に沈んだ後、再び浮いてくるので、浮いてくるスピードの違いにも気づいた様子でした。
👫子どもたちは、科学実験をしようとしてこのような遊びをしているわけではありません。たまたま、遊びの中で、不思議なことや、面白いことを自分で発見していくのです。まさに、ニュートンが木からリンゴが落ちるのを見て万有引力の法則を発見😍した、その行動と同じではないでしょうか?🙅A子ちゃんは自分で発見したからこそ、この体験や知識は自分の物として、また、自分だけの大きな喜びとして、心に響き、頭の片隅に知識として残るのではないかと、私は思います。
私は、✏学校の教科書で学んだこと以上に、自分で感じたことや発見したこと、失敗したことが、今でも鮮明な記憶として残り、ずーと後になって、あの事はそうだったのかと解ることがあります。
きっと、この🙅A子ちゃんも、今はただ「おもしろい」とか「どうしてかな?」と感じているだけなのかもしれません。しかし、🙅彼女のこの経験はいつかきっと、学校で勉強した時に、「あ、そうだったた・・・」と経験と理論が一緒になり、大切な知識となることでしょう。
☺『遊ぶことは学ぶこと』、私は日々、子どもたちのその姿から、この言葉の意味を教えられて💞😀います!!
カメと遊ぶ
幼稚園には、カメが5匹います。ず~と前からいるので、飼っているというより、住んでいるという感じです。正直に言ってカメは、例えばウサギなどのように、見た目が「かわいい!!」と言う動物ではないような気がします。しかし、しかし・・・なぜか?子どもたちにはとても人気があります。新入園児のある子どもは、かたつむりを見た時に「こわい~」と言って涙目で遠くへ行ったのに、カメは「かわいい」と言って喜んで見ています。
ポカポカと暖かくなった4月のある日、やっと冬眠から目覚めたカメを、運動不足解消!!と、水槽から園庭に放ってみました。子どもたちは大喜びで、触ったり、後を追いかけたり、抱っこしたり・・・一人の子どもが、立ったまま自分の足を広げ、足でトンネルを作りました。するとカメがその足のトンネルをくぐりました。するとそれを見ていた他の子どもが、自分の足を広げ同じように足でトンネルを作りました。しかしカメは、方向を変えて進み、そのトンネルはくぐりませんでした。子どもは、「あれ?」と言う顔をしてカメを見つめていました。その子どもは、カメの前に先回りをして、もう一度トンネルを作りましたが、なぜかカメはまた異なる方向へ行ってしまい、残念ながらトンネルをくぐらなかったのです。カメとの距離や、足の角度などで、カメがその子どもの足を障害物だと認識して避けていったのでしょう。その後も、また何人かの子どもたちがやってきて、ひとりで、また数人でトンネルを作り、遊んでいました。カメは、トンネルをうまく通ったり通らなかったりしていました。カメを抱えて、方向転換をさせ、自分の足のトンネルをくぐらせようとする子どももいましたが、そのうちに、多くの子どもたちがカメの動きに合わせ、足のトンネルの角度を変えたり、自分がカメにゆっくりと近づきカメの正面にトンネルを作って、確実にカメが通るように工夫したりするようになっていきました。
子どもたちは、相手が自分の思い通りにならない時には、自分が相手に合わせようとするよりも、相手をどうにかして自分に合わせさせようとすることがあります。大人からすると「わがまま」と思える時がそのような時ではないでしょうか?しかし、子どもたちは、、自分が相手に合わせることで、相手との楽しい時間を共有できると、カメからもちゃんと実体験として学んでいる様です。よく、『遊びは学び』だと言われますが、それは、このような子どもたちの様子を見ていると、本当ににそうだと、改めて気づかされます。
ちなみに、私はこの幼稚園で働くまで、カメをよく観察したことがなく、よくアニメのシーンにあるように、カメは甲羅を洋服のように着ており、脱ぐことができるのだとずっと思っていました。でも、亀の甲羅は、カメの首や手足、しっぽにくっついていて、決して脱ぐことはできません。そして、動物病院でカメに注射を打ってもらった時、普段は無口なカメも、あまりの痛さに驚いたのか、「キュッ!」と鳴きました。
卒園記念品『クーゲルバーン』
2018年3月17日土曜日に、👦🏻👧🏻9人の子どもたちが幼稚園を🎉卒園しました。
今年も3学期が始まると、👨🏻👩🏻卒園児の保護者から、🎁卒園記念品はどのようなものが良いか?の相談がありました。今年は、子どもたちが大好きなおもちゃ『クーゲルバーン』のパーツを3種類お願いしました。この3種類のパーツが加わったことで、今までなかった遊び方に、子どもたちの遊びが変化しました。
🎁卒園記念品と言えば、👦🏻👧🏻卒園児が幼稚園に寄贈し、次年度から使ったり、また、何かしら形として残していくものというイメージがありますが、数年前からその考えを少し変えました。
👨🏻👩🏻卒園児の保護者や幼稚園として、絶対にこれが良いとか必要だという物がない限りは、私は、👫子どもたちにとって良いと思われるおもちゃ、必要だと思われるおもちゃを厳選して提案するようになりました。🎁卒園記念品のおもちゃが届くと、👦🏻👧🏻卒園児には「みんなの👨🏻👩🏻お家の方から頂いたみんなへの卒園のお祝いのプレゼントです。幼稚園にいる間は、お友だちと一緒に大切に遊びましょう」と伝えます。そしてそのおもちゃは、卒園までは、👦🏻👧🏻卒園児のみが遊ぶことができるおもちゃとして遊び、そして卒園間際に👦🏻👧🏻卒園児が在園児に、「このおもちゃは、年長ひかり組から、年中星組と、年少つき組と満3歳そら組にプレゼントします。みんなで大切に使ってね」と譲り渡していきます。なぜ、私がこの方法を考えたかと言うと、自分が幼稚園~大学を卒業するまで、卒業式のリハーサルか卒業式の日に初めて、自分たちの🎁卒業記念品がどのようなものだったのか知り、いつも「へえ~」と思っていたからです。本当は、担任の先生から事前に聞かされていたのかもしれませんが、本当に何一つとして🎁卒業記念品がどのようなの物であったのか?記憶にないし、もし、今これでしたと聞かされても全くの思い入れも何もないからです。みなさんはいかがですか?それで、このような方法を考えました。卒園までの短い期間に遊んだ自分たちの🎁卒園記念品のおもちゃの記憶が、これから先ずっと卒園児一人一人の記憶として確実に残ることは、ほとんどないでしょう。しかし、👦🏻👧🏻卒園児は、👨🏻👩🏻自分たちの保護者から自分たちの🎉卒園のお祝いとして、プレゼントをしてもらったという記憶や、プレゼントが何かは忘れても自分たちの🎉卒園を喜んでいたとの嬉しい記憶は、心のどこかにはっきりとした記憶としてではなくとも、残るのではないでしょうか?
在園児は、👦🏻👧🏻卒園児限定で遊んでいた憧れのおもちゃが、卒園式後に遊ぶことができるようになり、「待ってました!!!」とばかりに、大喜びで遊び始めることでしょう。そして、その時、きっと「ひかり組のA君は、こんな方法で遊んでいたから、僕も同じようにしてみよう」と、👦🏻👧🏻卒園児が楽しそうに遊んでいた🙄記憶をよみがえらせ、遊びの文化を受け継いでいくことでしょう!!
おにごっこ・・・こんなにすごい遊びだったとは!?
最近私は、外遊びをする時間が、以前に比べ、極端に少なくなっています。天候が悪い日には園庭に出ることができなかったり、年長組の子どもたちが、朝登園するとすぐに、また、登園時間が遅い子どもたちが昼食後に、毛糸でマフラーを編んでいるからです。マフラーは、ひと編みひと編み指で編むので、すぐには出来上がりません。編み方をまだ覚えていない子どもに編み方を伝えたり、途中で毛糸が絡まったり解らなくなった時に少し手伝ったり、また、すでにスイスイ編んでいる子どもたちとおしゃべりをしながら大切な時間を過ごしているからです。
土曜の休みの日、私は自分の体がいつもと違い、なんだか錆びついているように感じました。体の調子が悪いわけでもないし、病気でもないし・・・ 何だろう? この感じ? よく考えてみると、大好きな「鬼ごっこ」をほとんどしていなかったのです。
そこで、「鬼ごっこ」について私なりに考えてみました。①鬼ごっことは、まさに全身運動である。(鬼役でも、逃げる役でも走ることがとても多い) ②頭(脳)を使う。(鬼役・・・どのように逃げる役をつかまえるのか? 逃げる役の動きに合わせ、また、逃げる役をうまく誘導してつかまえやすくするのか? 鬼役が複数いる場合は、どのような作戦をたてるのか? 鬼役同士が特別に話し合わなくても お互いの共通理解でうまく連携をとって動くことができるのか?などなど。 逃げる役・・・鬼役と同様に、どのように逃げると捕まらないのか? 鬼役の動きに合わせて自分の動きをどうするのか? 逃げる役同士の動きの連携はどうするのか?などなど。 ③複数の人数で遊ぶことができる。(どんなに少なくても、二人以上でしかできない遊びである。でも・・・二人だけの「鬼ごっこ」て、本当につまらないのもです・・・。参加するメンバーがいない場合は、初めはしかたなく二人で始めますが、あまりにもつまらないので、結局誰かを誘い3人になり、そのうちに「いれて!」と人数が増えてくることが多いですね。) ④複数の人や、異年齢のメンバーが参加でき、一緒に遊ぶ楽しさを感じることができる.。 ⑤鬼役でも、逃げる役でも、自分が思ったように遊ぶことができた時には、満足感や達成感を感じることができる.。 ⑥鬼役でも、逃げる役でも、自分が思ったように遊ぶことができなかった時に、例え、嫌な思いや悲しい思い、悔しい思いをしても、一緒に遊ぶメンバーから慰められたり、譲歩してもらったり、特別なルールでその時だけは許してもらったりして、遊びから離脱せずに、どうにか遊びを続けることができる。そして、メンバーもその子どもが最後まで一緒に遊ぶことができたことを、認め、喜び、また一緒に遊ぶ大切なメンバーの一人として、受け入れ、一緒に遊ぶことができるのを期待する。
まだまだありますが、今日はここでおしまい。
早く「鬼ごっこ」(私にとっては無料の『エクササイズ』ともいうことができる!?)がしたい!!!