過去ログ
いまも すき? ほんとうに すき?
卒園生の👧Aちゃんは、小さい時からアンパンマン😊が大好きでした。洋服も、下着も、ハンカチもお弁当箱も、お家で見るDVDもおもちゃも、何もかもアンパンマン😊でした。入園後も「A子が大好きだから、喜ぶから」とお母さんは😊アンパンマングッズ探しに大忙しでした。しかし、おえかきのとき、👧A子ちゃんはいつも悩んで😥いました。これだけアンパンマン😊に囲まれているのなら、アンパンマン😊だけは得意中の得意😍のはずなのですが・・・アンパンマン😊は、な~んとなく描けるのですが、でも、本当に自分が描きたいものを自分なりに、表現することができなかったのです😭。年中組になった4歳のある日、彼女はこんなことを言いました。「前は、アンパンマン😊好きだったけれど、あれは赤ちゃん👶ぽいから、今は違うのが好きなの。でも、お母さん🙋は知らないの」
次は、卒園生の👮B君の話。彼のお父さん👨はウルトラマンの大フアン✨でした。当然のごとく👮B君もお父さん👨の影響で、やっぱりウルトラマンが大好きなはず・・・。お家の状態は、アンパンマンのAちゃんと同じ。見るもの聞くもの手に触れるものすべてがウルトラマンでした。お家の絵本は、ウルトラマン以外なし。👪両親からの5歳の誕生日のプレゼントも、当然ウルトラマンの人形(結構高価な物🎉だったようです)でした。私は、「よかったね。プレゼント、大好きなウルトラマンで!」と言いました。すると👮B君は「僕は他のが良かったんだけど、ダメみたいだった。僕は、ウルトラマン前から好きじゃないんだけど😲」
最後は、もうひとりの卒園生の👦Cくん。入園前から🚋電車が大好きで、お家の環境は、やっぱり何から何まで🚋電車。入園後しばらくは、幼稚園でも、親しみのある🚋電車のおもちゃで遊んでいました。しかし、しばらくすると、いろいろな遊びに興味を持ち、体をいっぱい動かして👫お友達と一緒にたくさん遊ぶ子どもに変わっていきました。彼のお母さん👩は、「今まで、🚋電車でしか遊ばなかったので、🚋電車が大好きだと思っていたのですが、それは私の思い込み😔だったようですね。他にも好きなことが沢山あって、いろいろなことに興味を持てる子どもだったとは、知りませんでした。これからは、いろいろなことをいっぱい体験🌈させて、自分で好きなことを見つけたり、選んだりできる子供になるように、私も考えていこうと思っています」と、おっしゃいました。👦Cくんの成長に気づき、喜んだお母さん👩は、👦Cくんとよく話💋をするようになり、彼がどのように成長するのかいつも楽しみに見守っていらっしゃいました。卒園後も時々、彼の様子を私たちに伝えて下さいます。
いかかですか? 😍ずーと好きなものもあれば、好きなものや興味のあるものが😋変わってきたことはありませんか? 👫子どもは、心も体も日々成長しているのです。👫子どもは、たった1年👶の間にグーンと身長が伸び、体重も増え、おしゃべりができるようになり👦👧、たくさんの言葉を覚え、5~6歳になると大人と会話💋👂もできるようになります。心の成長は、なかなか目には見えない⛅ので、👧Aちゃんのお母さん🙋のように、いつまでもわが子は小さい👶という思い込みに陥りがち😱です。わが子が、今、お家にあるおもちゃに本当に興味を持っているのか💓? それとも、そのおもちゃしかないから、仕方なく遊んでいるのか💙? 大人の考えで、子どもの遊びを決めてしまっていないか💔? ちょっとだけ、考えてみませんか?
木のおもちゃ「汽車」
子どもたち😊と木のおもちゃの🚂「汽車」で遊んでいると、今でもよくAくん😃の入園当時のことを思い出します。幼稚園を卒園して小学生となったA君は、今はサッカー⚽👣️に夢中な色黒👤のお兄さんです。
彼は鉄道大好きな「🚊鉄男くん」でした。入園前は、お父さんが子供の頃に遊んでいたプラレール🚋を譲り受け、その電動のプラレール🚋でいつも遊んでいたようです。しかし、彼のお母さんはいつも困っていたようでした。なぜなら、彼はプラレール🚋は大好きなのですが、脱線したり自分の思うように電車が動かなかったりすると、途端に機嫌が悪くなり😟、大騒ぎ😡をし、目が離せなかったとのことでした。
Aくん😃が入園する少し前に、幼稚園に木のおもちゃの🚂「汽車」が来ました。彼は入園後すぐにそのおもちゃに興味を示しました。彼より早く入園した同じ学年のBくん😐も鉄道が大好きで、二人は毎日のようにそのおもちゃで遊びました。二人とも新幹線🚅が大好きで、いつも取り合いになりました。しかしなぜか、幼稚園の🚂「汽車」で遊んでいる時には、Aくんのお母さん👠から聞いていたような姿は見られなかったのです。私は、同じような汽車のおもちゃで遊んでいるのに、家庭での姿が見られないことが不思議でした。そこで、彼の遊ぶ姿をしばらく観察⏰することにしました。
Aくん😃は、新幹線🚅を自分で自由に動かしながら遊んでいました。よく見ると、新幹線🚅のスピードを自分の思いのままに速くしたり遅くしたり、駅が近づくと徐々にスピードを落とし、まるで本当の運転士さん👔がしているように注意深くスピード調整をしてピッタリと駅に止めたり・・・線路も時々組み替えてみたり・・・すべて彼が思い描いている世界が現実となり、自分が主役✨となり遊んでいたのでした。もしかすると、彼はプラレール🚋にもこれと同じ世界を望んでいたのかもしれません。しかし、残念ながらプラレール🚋は、彼の思うようには動いてはくれなかったのでしょう。決して、プラレール🚋が悪いわけではありません。この時の彼の心にとっては、プラレール🚋は適切なおもちゃではなかったということなのです。彼は、自分がおもちゃに遊んでもらうのではなく、自分がおもちゃで遊びたかった、ただそれだけなのでした。
子どもにとってどのようなおもちゃが良いのか、Aくん😃の姿から私も彼のお母さん👠も大切なことを学びました。😃Yくん!あなたが大好きだった🚂「汽車」は、あなたの後輩たち🐥も大好きで、今でもみんなで仲良く😊遊んでいるよ!みんな自分が主役になって!!💖
手作りおもちゃ
私は、身近にあるいろいろな物を利用して、物を作ることが大好き💓です。子どもたちにも、「物は一つの方向からだけ見る😃のではなく、いろいろな方向から見ると、まったく違った物に見えてくる😍」ことを伝えたいと思い、保育にも、生活の中にある身近な材料を利用したり、廃材を利用したりしています。
年長ひかり組の子どもたち😁は、1学期にパラシュートを作りました。もちろん、スーパの袋を再利用🎵しました。パラシュートがゆっくり落下するには、ス-パーの袋はちょうど良い軽さなのです。そして、パラシュートにつける物は、単なおもりではなく、紙コップを利用した人形💃にしました。実際に自分がパラシュートで楽しみながら落下することも想像してほしいとの願いから、その人形は「自分(それぞれの子どもたち)」としました。
パラシュートの色や模様も工夫して描き✨、人形💃も丁寧に作りました。保育室にある室内滑り台からパラシュートを落下させる子どもたちの嬉しそう😊なこと!!たくさん遊ぶと、紐が取れたり、にんぎょうの手が取れたり😨・・・でも大丈夫!! それは手作りおもちゃ🎀だから。自分で作れば、どこがどのようになっているのか全てわかる💫のです。だから、修理だって自分で難なくできるのです。自分で一生懸命に作った大切なおもちゃ🎀だからこそ、子どもたちは何度も修理をして遊び続けるのだと思います。自分で物を作ることの楽しさや喜び、工夫することの面白さ、いろいろなことを子どもたちに伝えることができれば💞と思います。
ごあいさつ
こんにちは😊。2016年6月から、新しく始まった『おもちゃとあそび』を担当させていただくおもちゃコンサルタントマスターの日高真理🐤です。よろしくお願い致します。私がおもちゃの勉強を始めたのは、ある方の「せっかくだからおもちゃの勉強をはじめてみたら?」の一言でした。実際に勉強を始めてみると、今まで知らなかったことを知る喜び☺を感じたり、、おもちゃの面白さ😀や素晴らしさを改めて知ったり、こどもやおもちゃに関する新しい発見😮や感動😍などなど、おもしろい!すごい!と感じることが沢山あったのです。それは今も日々の保育の中で続いています。幼稚園の保護者の会の協力もあり、幼稚園には、こどもにとって良いおもちゃ🐷が揃いつつあります。
このコーナーでは、子どもにとって、良いおもちゃとは?あそびとは?また、私や園の職員が、日々の保育で感じたことや考えたことなどを、お話ししたいと思っています。子どもたちの姿から、どのような発見🌠があるのか?感動💓があるのか?子どもたちの毎日がとっても楽しみです🌈。