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アナログゲームの良さは? (part2/非認知能力とは?)

2021年1月10日

前回の「アナログゲームの良さは?」(part1)では、💞アナログゲームと🍀非認知能力が関係しているということを少しお話ししましたが、今回の「アナログゲームの良さは?」(part2)では、🍀『非認知能力』について、もう少し具体的にお話ししていきたいと思います。

🍀『非認知能力』とは、どのようなことなのでしょう? その例として、例えば ①社会性(思いやり、協調性、リーダーシップなど) ②忍耐力(やりぬく力、集中力など) ③自制心(ルールを守れるなど) ④目標を定めて問題解決しながら進む力 ⑤楽観性(失敗しても悩まない、めげないなど) ⑥自己肯定感(自分への自信など)ということになるようです。

🍀『非認知能力』に対し✏『認知能力』というものがあります。では、✏『認知能力』とは、どのようなものなのでしょうか? ✏『認知能力』とは、例えば ①言語スキル(話したり、読んだり、書いたりする力) ②数量スキル(数えたり、計算したり、比較したりする力) ③情報スキル(情報を道具として目的に応じて使いこなす力)ということになるようです。これは、学習に関係があるようです。✏『認知能力」は、🍀『非認知能力」の上に育つと考えられているとのことです。

 

 

 

 

 

 

アナログゲームの良さは? (part1)

2021年1月7日

私は良質なおもちゃについて学ぶうちに、やっぱり💞アナログゲーム(自分の手や頭を使って遊ぶ機械仕掛けではないボードゲームやカードゲームなど)は、☺とっても楽しいなとより感じる様になりました。私自身が子どものころに、例えば「人生ゲーム」のような大人も子どもも一緒に楽しむことができるボードゲームに親しみ、たくさん遊んだという経験もあるのでしょう。

子どもたちは💞アナログゲームを家族や兄弟姉妹、また友達とするうちに、😬約束や順番など社会で必要なルールを自然に学んだり、😂自分で自分の感情をコントロールしたり、🧐他人の気持ちを考えたりすることなど、たくさんのことを学んでいくようです。その様な子どもたちの学びをもっと具体的に知りたいと思い、調べてみました。それは「🍀非認知能力」という言葉で表現されるということがわかりました。「🍀非認知能力」は「🌟生きる力」とも言われるそうで、人の生き方を支えるものであり、その獲得には、幼児期の過ごし方が大きく影響するともいわれているそうです。

「🍀非認知能力」? なんだか難しい言葉ですね。この続きは、次回にお話しすることにしましょう。

 

ぼく できた!!!

2020年12月18日

ある日、👦🏻年中組の5歳の男の子が「🤩ぼく できた!!!」と園庭の鉄棒の前で喜んでいました。何のことかと思い、👦🏻その男の子に聞いてみると、👦🏻「あのね、運動会の時にはできなかったけど、今できた!!!」と言うのです。それは、鉄棒の前回りのことでした。👩「ずっと自分で前回りのお稽古していたの? それでできたの?」と聞いてみると、👦🏻「ううん、今したら(前回りが)できたの!!!」とのこと。

今年度は、😷コロナウイルス感染拡大予防として、今までずっと行ってきた💞縦割り保育を止め、できる限り学年同士の接触を避けるため園庭の使用時間は学年ごとに区切られ、例年に比べると、園庭でのびのび遊ぶ時間は😥限られたものになってしまいました。そこで、保育室内でも毎日のように体を動かして遊ぶことを心掛け、💃曲に合わせていろいろな体の使い方をして遊ぶ時間を❣大切にしました。きっと、そうしたことで少しずつ体のバランスや筋肉、柔軟性も養われていたのでしょう。また、いろいろな動きをすることで、🙄どのように体を使えば良いのかということも、自然に習得していったのでしょう。

👦🏻その男の子は、たまたま久しぶりに鉄棒をしてみると、なんと「前回りができてしまった!!!」のです。

運動会まではマットでの前転に補助を必要とした👫多くの子どもたちも、先日マットでの前転をしてみると、ほとんど補助なしでクルリ!!と上手に回転し、👫子ども自身もビックリ!!ということもありました。

もし鉄棒やマットがもっともっと上達するようにと、運動会以降も毎日のようにその練習ばかりをしていたとすれば・・・もしかすると、「😫自分はできない・・・😭鉄棒もマットも嫌い・・・」と悲しい思いをしていた👫子どももいたかもしれません。もちろん、技術を磨くというために毎日同じ練習を何度も何度も繰り返すという方法はとても有効だと思います。しかし👦🏻👧🏻幼児の場合は、💖他の多くのことを経験することにより、😍総合的な能力が養われるということもよくあることです。

😷コロナウイルスの影響で園庭で遊ぶ時間が少なくなり、☺今できることを考え、🤫これで大丈夫かな?と思いつつ実行したことが良い結果を生み、🍀ホッとしたところです。いろいろなことに制限があっても、今できることを実行し、頭と体を使っていろいろな種類の遊びを経験することで、いろいろな能力が養われ、👦🏻「ぼく できた!!!」👧🏻「わたしも できた!!!」に何度も出会うそのような日々になりつつあることが、💗とっても嬉しいです。

 

絵本『むれ』

2020年11月24日

皆さんは、絵本にご興味をお持ちですか? 絵本は良質なおもちゃと同じように、子どもたちの💖心の成長に欠かせない大切な物なのです。絵本のお話の中で、子どもたちはそのお話の主人公になり、主人公と一緒💞に絵本の世界の出来事を体験していきます。そして、いろいろなことを😍感じています。人生の中でいろいろな出来事に出会ったとき、実際の体験と同じように絵本の世界での体験が、苦しみや悩みを解決する上での🤔ヒントになることもあるのです。ですから、絵本は子どもたちが生きていく上での大切な地図や参考書となり、😊心の栄養となるのです。

絵本=子どもの読み物というイメージもありますが、決してそのようなことはありません。

ところで、「むれ」という絵本をご存知ですか?(ひろた あきら作・KADOKAWA)この絵本の作者は、吉本のお笑い芸人さんです。初めてこの絵本を知った時、私は「エ? 芸人さんが作った絵本なの? きっと、ただ子どもにうけるように、面白おかしく書いたそんな絵本なのでは?」と思っていました。しかし実際にその絵本を手に取り、ページをめくってみると・・・ 😃アララララ・・・『群れの中に一つだけ異なるのもがありますよ。探してみましょう』という内容でした。「あれ?意外とすぐに見つけられない・・・」とそれぞれのページに見入ってしまいました。異なるものをなかなか探し出せないイライラ感と、やっと見つけた時の達成感!!! 🤩「この絵本、意外と面白い!!」そして、最後のページをめくった時、今までは、たくさんの中で一つだけ異なっていた物がそうではなく、全ての物の色や形が異なり、それが一つの集団になった絵が描かれていたのです。きっと、「一人として同じ人間はいない。全てが異なっていて当たり前!! 人間はそのように作られている。それを当たり前とする教育や社会になることを願う」そんな、メッセージが込められているのでは?と私は思いました。

👫いろいろな個性を持った子どもたちが、それぞれ自分の考えでいろいろなことを決めたり、友だちと話し合って物事を解決したり、ルールを考えたり、そのようなことを当たり前とする私たちの⛪幼稚園。少人数の⛪幼稚園だからこそできる「一人ひとりの個性を大切にする保育」の原点がこの絵本の最後のページにあるような気がしました。👫園児のことや🖍保育のことで悩みや迷いが生じたとき、私はきっと、この絵本の最後のページをめくり、😌心を新たにすることでしょう。

絵本は、同じ内容でも読む人によって、読んだ時の心も状態によって感じるものが異なり、受け取るメッセージも異なると思うのです。 もしよければ、絵本『むれ』を一度お読みになりませんか?

 

 

 

 

 

 

 

ことばを育む

2020年11月6日

先日、言葉の発達についての研修に参加しました。👦🏻👧🏻子どもたちの言葉の発達に何が大切なのか?ということを、😊講師の先生はとても解かりやすく教えてくださいました。その内容をとても短い言葉で表現するなら、「たくさん遊んで、たくさん経験することで言葉が育まれる」ということでした。この言葉を聞いて、私は「子どもの遊びは学び」という言葉を思い出しました。

「言葉を育む」「言葉が育まれる」ということは、どのようなことなのでしょう? 例えば、👶🏼やっと歩き始めた子どもに、👦👩大人たちは満面の笑みでこう言うでしょう。☺「あんよは上手、あんよは上手」 この言葉で子どもは「あんよ(歩く)」という動作と言葉が結びつき、自分が何かをすることで周りの人たちは喜び、自分の存在を認めてくれるのだということを😍❣学ぶことでしょう。

もう少し大きくなり、外で遊ぶことができるようになり、お砂遊びをした時。👦👩大人は👦🏻👧🏻子どもに「お山を作ろうね」と言い、スコップで砂をすくい、山の形にしていきます。「こうやって、スコップでお砂をたくさんすくってどんどんかけていくと、お山ができるの」と言います。ここで子どもは「スコップ」「すくう」「お山」の三つの言葉を動作と一緒に😍❣学びます。そして👦🏻👧🏻子ども自身がスコップを持ち、その遊びをまねした時、👦👩大人は「大きなお山ができたね!上手にできたね!」と言うと、今度は「大きい」という言葉を😍❣学びます。

幼稚園や保育園での集団生活を始めると、👦🏻👧🏻子どもたちは興味のある遊びや、👫友だちや😀保育者から誘われた遊びを楽しんでいる時に、とても多くの事柄に出会い、たくさんのことを😍❣学んでいきます。例えば、運動会ごっこでは「速い・遅い」「長い・短い」「重い・軽い」「まっすぐ・曲がっている」などの様々な言葉。これらの言葉は、目に見える事柄と言葉が結びついているので、比較的理解しやすい言葉と言えるでしょう。しかし、「💖優しい」や「😠頑張る」などの言葉は目に見えるのもではなく、はっきりとした基準もありません。👫友だちの姿を見たり、自分自身が👫友だちや😀保育者からかけられた言葉や態度から「こういうことがそうなんだ」と😍❣学んでいくのではないでしょか? 例えば、運動会練習の年長組のリレーで、B君が転んで負け、チームのみんなががっかりしている時。そのチームのメンバーのA君が「B君が転んだから負けたんじゃないよ。大丈夫だよ。今度は僕がもっと速く走って勝つから」と言ったとします。その時に😀保育者は「リレーはみんなで協力してする競技だも。誰か一人の力で勝ったり負けたりするものではないと思うの。A君は👫友達のために自分ができることをちゃんと知っているのね。それはとても素敵なことだし、本当に優しい心を持っているのね」と言うことでしょう。 心は目に見えるものではありません。しかし、A君や😀保育者の言葉から、他の子どもたちは「💖優しい心」とはどのようなものなのかを学ぶのだと思います。そしてA君は、自分は認められている(自己肯定感)を感じることでしょう。

👦🏻👧🏻子どもは実体験から多くの言葉を😍❣学び、自分のものにしていくということを考えれば、「体を使ってたくさんの遊びを経験する」「👫友だちや👩‍👩‍👧‍👦家族や😀保育者、またいろいろな人と接することで、多くの言葉を学んでいく」ということが言えるのではないでしょうか?

👦🏻👧🏻子どもの言葉を育むには、特別な教材はいりません。👦👩大人が口うるさく言葉を教える必要もありません。日々のごく当たり前の生活の中での『💞豊かなコミュニケーション』『💗人との信頼関係』『💓自己肯定感』がとても大切なのでは?と私は思います。

 

 

 

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